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Ep 1
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今日は土曜日。
きっと俺の……いや潤は家で寝ているだろう。
時刻は午前7時。
昨日発売の漫画を口実に会いに行こうと家を出た。
ーーやっぱり、寝てやがる。
くっそ可愛い。
思わず写真を撮る。
「潤?…」
もちろん、起きる気配は無い。
「潤くーん、じゅーん?……潤…あっ」
ゆるりと開く瞼。
「おはよ」
あー、可愛いチューしたい。
「ん?…おはよ…」
あーもー、ほんっとに。あざとすぎる。
「おー、おはよ。潤、また寝ても良いからさ、俺のお願い聞いてくれない?」
とかいってみたり。
「そこ…置いてあるから…」
「!ありがとう!さすが潤ちゃーん?
…ってか、まだねみー?俺帰った方が良いか?」
お見通し。さすが。
「……いろ…」
そう言って俺のトレーナーを掴む、少し小柄な手。
嘘だろ……。
あーもー俺、幸せすぎてダメだ。
「…ん、りょーかい…」
幸せ。幸せ。
俺のものにしたい。
……伝えられない思いを胸に眠る愛する人を見つめる。
「愛してる…」
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