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「あ、あぁ。悪いな、西谷」
「ほら、副会長も。会長今から仕事するんだからそこのソファーでお茶しながら会長のこと見てたら??」
「西谷がお茶入れてくれるの?ありがとう」
こう、なんと言ったらいいのか、ずっとこんな感じでクネクネしている峰だけど、一応仕事は出来るやつだ。
副会長としての自覚もあるし、仕事も正確で早い。
生徒の相談とかにもよく乗るし、いい副会長なんだと思うけど……さすがにな。
俺への態度さえ改善してくれるともっといいんだけど。
「峰、そんなに見られると仕事がしにくい」
「あら、照れている空チャンとか珍しいわねぇ」
「ハァ」
峰は可愛いものがそれはそれは大好きで一度峰の実家にお邪魔させてもらったんだが、峰の部屋は一面ピンクだった。
淡いピンクや水色といったパステルカラーがお気に入りだそうで指定などは特にされていない学校のカーディガンはいつも淡い色合いのものを着ている。
ちなみに今日は淡い紫色だ。
「空ちゃんは大きくなってしまっても可愛いわね。むさ苦しさを感じないわ」
「それは遠まわしに俺がひ弱だと言いたいのか?」
「まさか!空ちゃんはお顔が元々可愛いーの!」
あの暁でさえ昔の俺を忘れているのに何故か峰だけは背が小さい頃の俺を覚えている。
それだけではない、写真まで持っている。
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