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目を開ければそこは俺の部屋だった。
生活感のない部屋を見るのは久しぶりで、生徒会長用にと用意されている家具や家電は新しいままで置いてあるだけ。
「っ、」
起き上がろうとすれば、体が異様に重たくて、気分が悪くなる。
今はいつの、何時かとベッド横に備え付けられたデジタル時計見ると、そこには18日の水曜日、20:24と表示されていた。
「会長?!起きたらあかんって!」
どうやら部屋にいたらしい足立が俺の上体をベッドに押し戻す。
大きな声を出した足立に反応したのか、西谷も寝室に入ってくる。
「会長っ!」
俺を呼んだ西谷の顔は、顔色が悪く目の下にはクマが出来ていた。
こいつ、俺が起きるまでずっと起きていたんじゃねぇだろうな。
「会長のバカ!なんで1人で学校を彷徨いたのさ!バカ!ほんっとバカ!」
「ちょ、西谷!会長起きたばっかやから安静に安静に!」
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