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20 足立side
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急いで会長を縛っている縄を外した。顔見知りの俺が来て安堵したのか、縄を外す最中に意識を失ってしまった。よく見てみると、色んなところに精液やら何やらが飛んでいて、見るも無惨だ。会長をこのままにしとくわけにもいかず、俺は直ちに生徒会役員の1人、西谷に電話をした。
『何の用だよ!今忙しいんだ!』
西谷も会長がいないことに気がついたのか、校舎を走り回っているようだ。息が荒い。
「会長を見つけた。相当ヤバいことになっている。俺1人で運ぶのは無理や。すぐに旧校舎の体育館倉庫に来い」
『は?会長に何があったの!』
「………覚悟しとけ」
とりあえず会長を運べるようにしないといけない。シャツはズタズタにされていて、上半身裸では運べない。俺は着ていたシャツを脱ぎ、会長に着せる。気を失っている会長に服を着せるのはすごく大変で時間がかかる。幸い、ズボンは綺麗に脱がされていて替えを用意する必要もなさそうだ。
床に散らばっていた会長の持ち物を拾っていると、西谷が倉庫にやって来た。
「会長は?!」
「気を失っている」
倉庫内の様子、会長の体についているモノ、破かれたシャツ。それを見れば誰だって何があったのかなんて想像がつく。
「ッ!クソがっ!!!」
怒りが頂点に達した西谷は鉄で出来た古びた倉庫の扉を蹴り飛ばす。いくら老朽化していたとはいえ、扉を壊すまでの怒りだ。西谷は今、会長をこんな目にあわせたやつに対して相当な怒りを抱いているのだろう。
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