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ただでさえお互い忙しいのに、こんな事件を起こしてしまって風紀にはものすごい迷惑をかけてしまった。
「あー、も。会長、そんな顔しないでさ。寝てて汗かいただろ?シャワーしてこいよ」
西谷にはたくさん世話になった。
こんな俺のそばにずっとついてくれる。
「──で、」
「ん?何か言ったか、会長?」
「……なんでもない。シャワーしてくる」
なんでお前はそんなに優しいんだ西谷。
服を脱ぐ、パッと鏡を見たらそこには変にガリガリで顔色も悪い、そんな醜い俺がいた。
「会長、シャワー終わったら一緒に生徒会室に行こう。1人で外歩くのはまだダメだろうけど、俺が一緒について行くから」
「あぁ。いつまでも休んでられないからな」
いつまでも立ち止まってなんかいれない。
俺は生徒会長なんだ、俺が仕事をしなければ生徒会が回らない。
シャワーからあがると机の上にはさっき入れてくれたのであろう紅茶がおいてあった。
「一昨日から副会長も帰ってきたし、またみんなで頑張ろう」
「峰、帰ってきたのか?」
「帰ってきたら会長がいなかったから発狂してた」
「相変わらずってか」
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