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これからどうすれば...
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...午後の授業なんて全く頭に入ってこなかった
絶対あの人は放課後俺を迎えに来る
そういえば案外女子は怖がってなかったな
怖がるどころか目がハートになってたぞ
男の俺がこんなにびびっててどうする...!!
こんなんじゃ一生彼女なんてできねえぞ...!!
...いや、現在進行形で一応“彼氏”はいますが
そう思っているうちに帰りのHRは終わり...
なんで嫌なことが待っている時の時間ってはやく感じるんだよ...!
あ、案の定...
「...翼、帰るぞ」
「は、はいぃぃ...」
優に俺の事は心配するなと死ぬわけでもないのに(多分)そんな視線を向けながら不良様の一歩後ろを付いていく
「...翼、どっか寄ってかねえか?腹とか減らねえ?」
「...っ!あ、えと...その...お腹...少しだけ」
急に話しかけないでくれ...びっくりするから
「...行きてえところとかねえの?」
「...俺家この辺じゃなくて...だから場所とかわかんないから」
「...そうか...じゃあこっち」
腕を引かれて向かった先は学校近くの路地裏
こんな薄暗いところになにが...
「...ん、乗れ」
そう言われてヘルメットを渡されたが...
...え?
いやいやいや!バ、バイク!!
で、でけぇ...格好いいけど...
こんなところに置いておいていいのか...!?
「...何してんだよはやく乗れ」
「...は、はい」
身の安全のために素直に言う事を聞いておくことにした
ヘルメットを被って遠慮気味に後ろに跨る
「...おい」
「は、はい...!なんでしょうか...!!」
「...そんなんじゃお前吹っ飛ばされんぞ」
「...!?」
「...ちゃんとつかまっとけ」
そう言われて腕を掴まれ不良様の腰に導かれた
ぎゅと抱き着くように腕をまわす
「...い、行くぞ」
不良様は少し歯切れ悪くそういえばバイクを走らせた
うぉぉぉぉぉ、すっげ...!!
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