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第二部・新婚生活は甘々なワケで…。
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第二部 『新婚・妊娠生活編』
外から小鳥の声が聞こえてきて、朝が訪れたと悠希に教えてくれる。
本当は起きなくてはいけないのは分かってはいるのだが、自分を優しく包み込んでくれる愛しい旦那様の毛皮の心地よさには敵わない。
ぬくぬくと一緒に丸まっていた悠希だったが、イケメン夫のハンターが身動ぐと、ようやく重い瞼を持ち上げた。
「ふふっ。おはようございます」
ハンターに優しく頬ずりされて、ペロリと舐められれば嬉しさに思わず笑みがこぼれ落ちる。
悠希もハンターの口へとチュッとキスを落とした。
スンスンスンと首筋の匂いを嗅いで尻尾を振る夫の姿に、可愛いと思ってしまう。
よしよしと撫で返すとハンターも益々頭を擦り付けてきた。
こういうところは、昔飼っていた犬に似ている。
研究施設で飼っている狼にもソックリで。
それはそうだ。
ハンターは正真正銘の狼なのだから。
少し違うのは、普通の狼よりも大きく賢く、そして人間の男である悠希を伴侶として扱っているというところだった。
ハンターは暫く悠希に朝のグルーミングを施すと、立ち上がりグッと伸びをした。
そのしなやかな体を見つめる悠希の表情は、新婚の妻そのもので…。
「あ…んっ」
同じく起き上がろうと思った悠希だったが、腰が怠くて思わず声が漏れる。
新婚の一匹とひとりは、それはそれは毎晩激しい営みを繰り返していた。
特にハンターが別格なのか、恐ろしいほどの精力をいかんなく発揮するものだから、最近の悠希は毎朝がこんな感じになっていた。
「大丈夫です」
心配そうに鼻先を突きつけて様子を伺うハンターに、悠希は苦笑した。
そんなに心配するなら、毎晩激しくするのをやめてくれたらいいのに。
でも悠希は愛しい旦那様に激しく求められて拒むことなど出来はしなかった。
こんなにも毎日幸せを感じることなど、人生初めてのことだった。
「今日も一緒に水辺まで行きますね」
悠希がそう言うと、ハンターはソッと優しく起き上がるのを手伝ってくれるのだった。
こんなに優しい旦那様は、この世の中どこを探してもいないに違いないと、悠希は誇らしい気持ちでハンターに視線を注いだ。
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