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愛を囁くには不器用なんデス…。★
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ペロペロと大きな舌で舐めあげられる。
ハンターは顔から首筋を丁寧に。
悠希も次第に息が落ち着き始める。
自分を犯した相手を見つめる。
「ハンター…」
悠希がソッと呼び掛けると、ハンターが舐めるのを止めて『何だ?』とでも言いたげに、こちらを見た。
悠希はハンターの金の瞳を見る。
お互いの視線が絡み合う。
悠希は目の前にある精悍な顔へと両手を伸ばした。
それから当たり前の様に、ハンターの大きな牙の生えた口へと唇を寄せていった。
ちゅっ
先程までの激しい交尾が嘘のように、中学生カップルが初めてする様な可愛らしいキスをした。
ペロッ
それから悠希は小さな舌を出して、ハンターの毛むくじゃらな口を舐めた。
そして、ハッハッと口を開けたところへ舌を差し込んだ。
当然の様にハンターの舌へと自分の物を絡める。
セックスの経験どころか、キスをした事さえなかった悠希だが、僅かな知識からハンターへと愛を伝えようとした。
そう。
悠希はハンターを愛している。
初めて名前、存在を知った時から心動かされていた。
念願叶ってハンターを見た瞬間、一目で恋に落ちた。
相手は獣。
けれど、そんなものは悠希には関係無かった。
愛された歓び。
その証拠がお腹の中にあった。
今、悠希のお腹を膨らませている原因。
精液が自分の有るわけのない卵子へと今頃辿り着いていてくれたら、なんて素敵な事だろうか‼
着床して欲しい。
受精したい。
男で種族が違う自分が、どんなに願っても彼の子どもを授かるなんて有り得ない。
望んでも決して叶う事の無い、夢物語なのだ。
悠希は認めたく無い気持ちを持て余しながら、ハンターへと深い口づけを繰り返す。
ペロペロペチャペチャ、ピチャピチャ
それに応えるように、ハンターも悠希の舌へ自分の大きな舌を絡ませる。
その間にも唾液が流し込まれていく。
唾液の海で溺れてしまう。
「あ、ハンター、あぅぅ…はっ、あ、ハン、ハ、ハンター…‼」
何度も何度も呼び続ける。
離れたくない。
もっと抱き合っていたい。
このまま二人で寄り添って、ひとつになって居られたら…‼
「ハンターッ、ぁ、あっは、ぁ」
悠希が求める思いとハンターの思いは同じなのか?
言葉が通じないなりに、悠希は必死に伝えようと激しく舌を絡めた。
「あぁ…っ、ハンター‼好き、好きです‼」
とうとう我慢が出来ず、悠希はキスの合間に訴えた。
「あ、あい…ッ、愛しています…‼」
思わず、といった感じだった。
この気持ちを伝わらなくても、言葉にしなければならなかったのだ。
ハンターの表情は見えなかった。
見えたのは、食べられてしまうかというような大きな口と舌のみ。
悠希は叫びながら激しい息さえ出来ないキスの嵐の為、そこで意識を飛ばしてしまうのだった。
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