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願望が叶う確率は限り無く低いワケで…。
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悠希がひとり鼻の下を伸ばして顔を赤らめ悶えていると、側に居たハンターが『どうした』と呆れた様な顔で見上げてくる。
「なっ、なんでもないです‼」
まさか嬉しくて浮かれてるなんて、ちょっと恥ずかしい。
悠希は誤魔化すように笑うと、改めてハンターを見詰めた。
なんてカッコいいんだろうか…。
こんなに素敵な狼、見たこと無い。
自分の危機に颯爽と現れて、助け出してくれた。
初めは怖くて、そのまま噛み殺されることも覚悟した。
それが一転。
まさかの体を求められて、その逞しいモノで無垢な体を貫かれたのだ。
痛くて怖くて狂いそうな快楽。
胎内に精を放たれてメスにされた嬉しさ。
今もこの中で、彼の子種が生きているのかと思うと感慨深い。
神さま‼
この世界に神さまが本当に居るのなら、僕に彼の子どもを授けて下さい…‼
悠希はハンターにすがりつきながら、心の底から強くそう願った。
ハンターも同じ気持ちでいてくれたなら、きっと叶う気持ちがする。
狼と人間。
オスと男同士。
科学的には絶対に有り得ない僅かな希望だが、そう願わずにはいられない。
モフモフとした気持ちのいい毛皮に顔を埋めてしんみりする悠希を甘やかせる様に、ハンターは優しい表情で好きにさせるのだった。
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