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ガラッと開けるとクラスの半分が来ていた。
俺が開けると一人が近寄ってきた
「おー、おはようー、詩音ー、蓮ー、」
ニコニコ笑うこいつは、西島 太陽
本当に太陽みたいに明るい。
「今日は、遅かったなあ、なにかあった?」
なにかあったと言われれば、あった。
「こいつ、いつもより、10分遅れてきたんだぜ?
詩音じゃなかったら、ほっていってんぞ、」
こんなに、ツンツンしてるけど意外に優しい。
「ごめんって、」
そんな事喋りながら机に向かっていくと
「詩音くぅん、ー、蓮くぅん、ー、おはようぉ、」
俺と蓮の間に割り込み腕を引っ張ってくる。
「おはよう、美咲ちゃん。」
苦笑いをする俺と違って、蓮は舌打ちをして
嫌がっている。
「離れろ、俺に近寄るな」
美咲ちゃんに睨みつけるがこの子は、諦めない。
「ふふ、照れちゃって、かっわいいぃ❤︎」
そんな事を話していると美咲ちゃんの手を叩いた
太陽だ。
「いったぁ、太陽君、なに?」
意外だ。太陽はいつもこんな事はしないのに、
「どうしたの?太陽、」
そういうと、ハッとしたように焦り始めた。
「ごっ、ごめん、つい、」
美咲はそこ言葉にムカついたのか
「ついってなによー、失礼ねぇ、」
太陽を睨みつけてぎゅうぎゅう俺にしがみついてくる。
俺と美咲ちゃんの体を剥がすように蓮が俺を美咲ちゃんのいない方に押し寄せてくれた。
「やめろ、苦しんでるだろ?」
「えぇー、そんな事詩音君いってないよぉ?」
呆れたように本気で叱ってくれている。
蓮は美咲ちゃんのことすきじゃないのかなぁ?
僕も苦手と言えば苦手なんだけど、
「こいつは、優しいからそんな事言えねぇんだよ、
顔みたらわかる。
それに、太陽がお前の手を叩いたのも俺と同じ理由だ。」
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