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「詩音?!……………………大丈夫?」
「蓮。太陽。あり、がとう、」
あぁ、ダメだ。
涙、出てくる。
「もっと警戒心をもて、バカ」
「…………そう、だね。ごめん。」
手で目をこすり涙を拭う
「今日はもう帰ったほうがいいよ。先生には俺が
言っておくから。ね?」
「…………でもっ、」
続きを言おうとしたら口を塞がれた。
「いいから、お前の横あいつだろ?危ないから、」
正直言えば早く帰りたい。
早く、新耐さんの顔を見たい。
声が聞きたい。
「うん、…………ごめん。じゃぁ、帰るね。」
ーーー
帰り道を歩いている。
あぁ、本当に警戒心なさ過ぎだよね、
バカだ。
ファーストキス、新耐さんとが良かった。
ポチャ
雨、かなぁ
絶対に俺は
『だって詩音は俺の物になるんだから。』
絶対に樹の物になんてならない。
早く帰ろう。
バチャバチャ
走ると水が弾けて俺にかかってくる。
頬に水滴。
また、俺は泣いているのかな?
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