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ここで会ったが百年目
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「あ……」
見ると俺より年下のガキ。
「――な、ソレ。
俺ずっと探してたんだけど譲ってくんね?」
「は?何で?」
「高校の特集だから中学生関係ないだろ?」
「アンタ目悪いの?俺、高校生。OK?」
スタスタそのままレジに向かい
支払終わると俺の横を通り過ぎざま、
「残念でした~お疲れさま」
とか、言いやがった。
(くそ……)
結局、あと幾つか本屋を回ったが
目当ての雑誌は見つからず、
ネットで買うかと駅に向かって歩き始めた。
(……こっちが近道か)
狭い路地に入ったは良いがこれは
一人通るのがやっとで離合はまずできない
滅多にこんな道、人は来ねぇとは
思うけど……
…………って、何で人来てんだよ!クソッ。
ついてないな今日は。
「…………あれは」
その人物を特定して引き返そうとしていた
足を再度その路地を突き進むことに
変更した。
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