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お前がかよ!
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そうこうしているうちに
例の鷺我が練習試合に来る日を迎えた。
まぁ元出身の近衛目的だろうが
そんな事はどうでもいい。
こういう所と試合ができるのは願ったりだ。
どんな風にゲームメイクすんのか興味
あるし、そのゴールも狙ってみてぇ。
専用バスとやらで御大層にやって来た。
ゾロゾロと降りてきたその様子は
スター気取りかよって言いたくなるほどの
異様さだ。
だが、流石というか独自の雰囲気が
あるのは否めない。
――これが全国ってヤツか。
「日野、向こうの監督らが挨拶来てる。
俺らも一つ挨拶とでも行きますかね」
紺里に促されて黒づくめ集団から
少し離れた監督と思しき人物に
向かって歩いて行った。
近づいてその監督の横に
もう一人いるのに気が付き
その顔を見てギョっとした。
「!!!!!!!!!!!」
向こうの監督が挨拶をした後、
「――で、こっちが鷺我高の
キャプテン、一年の戸神です。戸神」
ソイツを紹介した。
「ハイ。今日は練習試合を受けて頂いて
ありがとうございます。
鷺我、主将の戸神 春(とがみ はじめ)
と言います。
以後、宜しくお願い致します」
間違いない。
ソイツは紛れもない
あの時のクソ生意気なガキだった。
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