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籠の中
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魔界城の広間には闇の王と闇神官がおり、
その天井には、白い鳥籠がある
その中には、シンとリオが閉じ込められていた……
この中を、自由に出入りできるのは、王と神官のみで
中にいる二人でさえ出ることができない
出ることができるのは……王と神官の許しがあった時のみ……
鳥籠の中の床には、柔らかなマットが敷き詰められており
柔らかな羽根が詰め込まれたと思われるクッションが数えきれないほど置かれていた
「この中の羽根の持ち主知りあいかも……」と
リオが悲しそうに話していた
シンとリオが、百年間、見つからなかったのは、リオの魔法、有翼人に伝わる秘術、上級天使の協力、天界の神器など様々な方法を重ねることで、百年間の逃亡を可能にしたのだ…………
鳥籠のなかでは、黒髪のシンには、純白のローブを
銀髪のリオには、漆黒のローブを身につけてされていた
「リオ様、大丈夫?」とシンは、尋ねる
「うん、大丈夫だから……」とリオは答える
しかし、シンには、それが嘘だと知っていた……
だって、シンには、自分たちの眼下で行われている光景が
あまりに残虐であると感じていたから………………
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