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55話
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夜、身なりを整えて尊の店の前で立ち止まる。
「ふぅ…」
大きく息を吸って、深呼吸をする
落ち着け、落ち着け。
素直に、素直に…。
心の中で念じるように、繰り返し頭にインプットする
「…よし!」
カラン、カラン…
「いらっしゃいま…」
「…おう」
「来てくれたんだ」
「…ちょ、ちょうど時間も出来たし…暇だった訳じゃ…」
「いいよ、嬉しい」
笑顔を向けて、珠妃を席へと促す
「はい、特等席」
「…?特等席…?いつもの場所じゃん」
「そうかなー?」
?
何だ?
椅子でも変わったのか?
頭にハテナが浮かび、尊を凝視する
するとフッと周りの明かりが消えて
辺り一面真っ暗になった
「!?…なに、なに…!?」
「…ハッピーバースデー、珠妃」
「え?」
「今日誕生日だろ?記念すべき日に一緒に祝えて良かったよ。…ほら生まれ年のワイン、あとケーキ。早くロウソク消して」
小さな一人分くらいのケーキに
ロウソクがパチパチと音を鳴らし、ユラユラと火が踊っている
その上のプレートにはメッセージ入り
《珠妃誕生日おめでとう、愛してるよ》
「っ…、その酒、わざわざ…?」
「そだよー?特別に発注した、たまちゃん専用ワイン」
う、そ…
嬉しくて、幸せで、涙が出そう
俺の為にこんな事してくれるなんて
言わないと、言わないと…
「尊…あ、ありがとう…」
「…!お、おう。まさかお礼を言われるとは…今日もたまちゃん可愛いねー?」
「…っ!!う、うるせーな…!」
今は何を言われても気分が良い、最高だ。
「…ちなみに、スタッフの子に店の事頼んであるからこれから二人っきりで祝えるけど、どうする?」
「いっ…いいの?」
「いいに決まってんじゃん、たまちゃんの大事な誕生日なんだから」
嬉しい、嬉しい。
顔が自然と緩んでくる、こんなにニヤける事はまずない
「んじゃ、そうと決まればホテル行きますか」
「…ホ、ホテル!?」
「?、そう予約しといたよ?」
マ、マジか…
どこまで出来る奴なんだ…
尊に腕を引かれて、そのまま店を出た
空いた片手でワインをぶら下げ、引かれるままに進んでいく
「あっ…た、尊!持つよ、それワイン!」
「ん?いいのいいの、主役は俺と手を繋いでてね」
「…!(イケメンすぎる…!!!)」
言われた通り手を繋いだまま
予約したというホテルの前まで来た
めちゃくちゃ高そう…
「…ここ?」
「ここ、さぁ中にいこっか」
「まっ、待って!…俺、格好とか変じゃない?大丈夫?」
「変じゃないよ、可愛い」
「…うるせーな」
フフ、と笑う尊にまた手を引かれて
エレベーターの中へと入る
「…」
「…(緊張するな…なんで無言なんだ…)」
チン…
エレベーターが24階を指す
「さ、降りるよ」
「んっ…」
そこへ出ると、雰囲気がガラリと変わった
「2405室は…っと、ここか」
どうやら予約したと言う部屋の前に到着した
ガチャッとロック解除される音が鳴る
「さて、どうぞ中へ」
「はい…」
中へ入ると、異世界な空間が聳え立っていた
キングサイズのベッドに全面ガラス張りの窓
そこから見える夜景が、何とも言えない
「う、わぁ…すご…ねぇ尊、あそこ見て…んむっ」
突然唇を塞がれた
「ンンッ…たけ、るぅ…んむ、んっ」
今までにないくらい、激しく貪られ息が出来ない
「ぷっ、はぁ…はぁ、たけ…る…?」
「ごめんどうしてもキスしたくなって…さっ!ワイン開けようよ」
クルッと後ろを振り返り
コルク抜きを探し回る
その背中を見ていると、抑えきれない何かが身体を動かした
ギュッ…
「…たまちゃん?」
その背中に抱き着いて、息を整える
「ごめん…なんか、こうしたくなった…」
多分、耳まで真っ赤になってると思う
素直に言えた、今日は素直になれるかもしれない
「可愛いね、でもそんな事されると、俺も抑えらんないわ…今すぐにでも襲いたくなるからちょっと離れて…」
「いっ…いいよ」
「え…?」
言え、言え。
「いいよって…言ってんの…何回も言わせんじゃね…」
言い終わる前に、一瞬で視界がグラッと反転した
あれ、一体何が起こった…?
真上に尊がいる、あ…押し倒されたのか
「…本気で言ってんの?」
「ほっ、本気…で、言ってる…」
「嫌って言ってもやめないよ?」
「…あっ…で、でもっ、優しく…してほしい…」
後ろは初めてだし、最初は肝心だもんな
一応言っとかないと…!
「…わかってるよ、はぁ、もう…そんな可愛い事言って俺をどうするつもり?」
「べっ、別にそんな事言ってない…!」
「ふふ…言ったよ、珠妃の言う事は何でも可愛い…」
「あっ…」
首筋を噛まれた
ジン…と熱が篭る、熱い
触れられる場所から尊の熱が伝わるようで、恥ずかしい
「たけ、る…っ、舐めんな…よっ!」
首筋からゆっくりと下へと移動して
鎖骨をペロッと舐められた
「…はいはい、じゃあこれは?」
カリッ
「ひっぁ…!?」
「これもダメ?」
シャツの上から乳首を噛み、またそこを舐め回す
「だっ、め…ダメッ!…ひ、ん…ッ」
「本当にダメ?」
そこから感じる刺激が、痛みではなく
快感だけが脳に伝わる
もっと…して欲しい…
「ダメ…じゃない、…っ」
「フフ…そう?じゃあ、どうして欲しい…?」
「…っ、どうって…」
分かんないよ、そんなの…!
「さっきみたいに…か、噛んで…なめ、て…」
これでいいの?合ってるの?
「…っ!もう…可愛い、可愛すぎ…(言わせたの俺だけど…!)」
「あっ、あっあっ…たけ、るッ…たけるぅ…ひっ…ぁん」
なんか、気持ちいい…気持ちいいかも
気付いたらシャツが捲り上げられていた
「珠妃…こっちは?」
「やっ…!そこは…ッ」
ズボンの上から性器を撫でられる
「やん…ッ…や、待って待って、尊…、手っ…入れないでよぉ…ッ」
下着の中へと手を侵入させ、直に触れる
「あっあっ、あっあぁぁ…手ッ、離して…」
乳首を弄られながら、同時に性器にも刺激がいき
訳が分からなくなる
手のやり場が無く、尊の頭にしがみ付く
「尊ッ…たけるぅ…、きも、ち…かもッ…あんっあっ」
「可愛い…何急に素直になって…どうしたの?」
「あっん、…だっ、て…ほんとの、ことだもんッ…」
「やばい…っ、マジで、可愛すぎ…」
性器を触る手が急に速くなり、扱かれてカウパーが溢れ出る
「やぁぁ…ッ、パンツ…濡れちゃっ、う…ッあぁ、あっあっ、んんん…ッ」
「もうパンツもビショビショ…えっち」
「やだッ…やだぁ…、言わないで…ぇッ…ンンッあ」
溢れ出るカウパーが下着を濡らし、肌にくっつく
まだ止まらない尊の手を両手で押さえようとしても
全然力が入らない
「あっあっあぁぁ…ッ、お尻っ、お尻まで濡れてる…から、やめ…尊ぅ、お願いっあぅ…んッ」
「お尻?へー、大量に出てるんだね…じゃあお尻綺麗にしようか」
一気にズボンを引き上げて
全部は脱がさず、途中で止める。
余計に動けなくなる珠妃を見てさらに興奮した
「ちょっ…尊、全部っ、全部脱がせて…っ!」
「ダメ、このままでいいよ」
お尻が浮き上がり、足が目の前に見える
こんな中途半端な格好でお腹が圧迫されて苦しい
「本当だ…お尻まで濡れて、ローションぶっかけたみたいになってる」
「ロッ…!?てかそんなとこ…見んなよっ!離せっ離せ…っ!!」
ユサユサと左右にお尻を振り
離そうとしてるのかもしれないが
余計に卑猥さが際立って尊の中心に熱が篭る
「こらこら…綺麗にするんだから、ジッとして」
「綺麗にって…、どう…うっぁ…ッ!」
「んー…?キツイな、やっぱり初めは一本か」
尊の指が少しアナルの中へと入っている
珠妃はその事にまだ理解出来ず、異物感を感じることしか出来ない
「やだッ、何してんの…!?やっ、指…何で…ッ」
「ここに俺の入れるから、ちゃんと解さないとね」
「はっ…!?そんな、入らない…入らないッ!!」
「入るよ、痛くならないように柔らかくするね」
指を一旦抜いて、蕾の回りをぐるっとなぞる
「ひっぃ…!やだ、やだ…ッ変な、感じ…する…っ!!」
「珠妃の液でここ、いやらしくなってる」
ツン、と指を入り口に立てる
入るか入らないかの力加減で、刺激を続ける
「尊っ、尊…っ!!ほんと、やだ…あっあっ…こわ、い…
ッ」
「大丈夫、怖くないよ。珠妃が気持ちよくなるようにするから」
「ふっ…えぇ、尊ぅ…たけるぅ…ッ」
不安と何が起こるか分からない恐怖で
涙が流れ始めた
「あ…珠妃、泣くな」
「尊…っ、う…ぐす、キス…して…ぇッ」
「ん、ほら…」
顔を近づけ、唾液を交換する
離れる度にどちらかの唾液が糸を引く
「…していい?」
「ん…、がんばる…」
「ふふ、可愛い…好きだよ」
「あっん…」
唇と乳首にキスをして、また手は蕾へと伸びていく
「…一本、挿れるよ」
「んっあぁ…あっあっあぁぁ、入っ…たぁ…ッ?」
第一関節まで入り、もう少し奥へと突き刺す
「ぁ…ンンッ…!」
根元まで入り、指をクイっと曲げる
突然中で動いた指に驚きお尻が不意に逃げた
「珠妃の気持ちいいとこ、ここ?」
「ひぁっあぁぁ…ッ!!」
見つけた、前立腺
「どう?気持ちいい?」
「やっやっ…やぁ、やだぁ…ッ!!きも、ち…気持ちいい…ッ、尊っ、尊…っ!!」
全身に電流が流れたような刺激が
駆け巡り、ビリビリした感覚が絶え間なく続く
「もう一本、増やすよ」
「ンンッ…ゆび、指…っ、動かさないで…ッあん!」
「ここ、良い反応するな。そんなに気持ち良い?」
「あっ!あっ…ゆび、やめてって…ぁんんッ、言ったのに…!あん…っ」
「良いくせに…また溢れてるよ、イヤらしいね」
「ふぁ…あっ…イキた、い…ッ尊、イキたいよぉ…!」
「…あーあ、涎垂れてる…可愛いなぁ、イクまでずっとキスしてようか」
「へっ…?あっ…んむッ、んんンンッ」
ダメ、だ…
息できない…苦しい…
もうどこからともなく溢れ出てる
鼻から鼻水も出てる気がするし、涙も出てる
くちから涎が垂れ流し状態で
もう他の事は考えられない、尊しか感じれない。
「い、き…できな…ッ」
「はぁ…はっ、ほら…イケよ」
急に性器を強く扱かれて、射精感が込み上げてくる
「あっあっあっあぁぁ…ッ!」
イッた…
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