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60話
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夢を見た
由木が泣きそうな顔をして、何かを俺に訴えている夢。
何を言ってる?
由木は何でそんな顔してる?
終いには涙を流し、俺を見つめるだけ
ただそれだけになった
由木、どうしたん…?
何で泣いてんの…?
「…ん」
目を開くと寝室の天井が見えた
飲みに行った後、
寝室まで辿り着いて寝た事が凄いと感心する
隣を向くと俺にくっつきながら
寝息を立てて寝ている由木がいた
由木の手は俺の服をしっかりと掴んで離さない
(あぁ…もう、可愛い…)
堪らなく愛しさが湧き上がり、由木の額にキスをする
「…ん、…あ、きら…くん」
よくよく考えると
由木がここまで連れてきてくれたんだろうな、と
「…由木、ありがと」
「んん…?…うん…」
何も分かってないのに、頷いた
可愛いな
寝惚けて頭を俺にスリスリと擦り付ける仕草が
いつまでも俺を悶えさせる
それ止めろよ、ほんまに。
「…なんか気持ち悪、風呂いこ」
帰ってきてそのまま寝たんだろう
体がベタつく気がして脱衣所へ向かった
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