アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
日常
-
蒼side
「ねぇ蒼~今日、シよ?」
そんなことを恥ずかしげも無く行ってくるケバイ女。
高2になってからやけに増えたな…ウザイ。
東蒼(アズマ ソウ)、今年で高2。中学の頃から大分荒れてた…と思う。
3歩歩けば喧嘩を吹っかけられることは日常茶飯事。
同じくらいの頻度で女共も寄ってくる。
あとは…
「オイ東!お前また授業サボったよな!?単位無くなっても良いのか!」
口煩い教師。
つか単位なんてどうでもいいし。
そもそもうちの学校単位制だったんだ。
初めて知ったような…
「ちゃんとしてないと親御さんが悲しむぞ!」
「チッ…うるせぇよ。ほっとけ」
…親なんて。
*
「よ、蒼!」
「直…」
肩をポンッと叩き隣を歩くのは親友の遠道直(エンドウ ナオ)。
中学の時からの付き合いで直は俺と違って真面目に授業も受けている。
…テストは酷いありさまだが。
「お前また怒られたのなー」
「うっせ」
軽口を叩きながら歩いていると、そこでちょうどチャイムが鳴る。
「あ、俺次サボるから」
「堂々と宣言すんな」
「いーじゃん。俺あの教師嫌い」
「お前な…」
こうなったら…
「今度駅前のケーキ屋のパンプキンパイ奢るぞ?」
「ったくしょうがねぇなぁ~‼」
「じゃ、サボるな?」
「おう!」
フッ…ちょろい。((
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 12