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罰 ※
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「や、やだ、これ、嫌だ、フィリオ…っ!」
「うるさい。喚くな」
「むぐ…っ」
口を布で塞がれる。それに、もがけばもがくほど、手首が締まり、痛みに顔をしかめてしまう。
「んーっ!んぐっ!」
「暴れるな。まぁ、最も暴れても逃がしやしないんだがな」
「?!、っ、っんん!」
ビリ、と服が破かれる。高そうな服が、ものすごく高そうな服が、ただの布切れになってしまった。…店に居たときも、こういう乱暴な扱いをしてくる客はいたから、別段珍しくもないけれど。
「うーっ…」
「睨まれても止めないぞ。これは『罰』だ」
にやり、とフィリオが笑う。
優しい人なんじゃないかと思った先刻の俺をぶん殴って目を覚ましてやりたい。
「いい格好だな」
フィリオが、あらわになっている肌に指を這わし、びくりと震えてしまう。
ベッドの柵に布製の紐でくくりつけられ、猿ぐつわよろしく布を噛まされ、服を破かれ組敷かれ…どうやら『罰』とは、無理矢理なぶることらしい。趣味が悪い。とてもとても。
「こんな風に簡単に縛り付けられるとは、やはりお前は無防備すぎるな」
「むぐ…」
眉ねを寄せ、非難の視線を送る。
そもそも俺は主人に逆らえないし、さっきも言ったけど、抵抗する力も持ち合わせてない!
「ふん、何か言いたそうだな」
「ひ、ぐぁ…っ」
ぎり、と胸の尖りを摘ままれる。
痛みに首をぶんぶと振ると、少し弱まった。
フィリオは面白そうに両方の尖りをなぶり続ける。
「何だ、『罰』なのに悦んでいるのか?」
「ん、んん、ぐ、んぐ…っ」
フィリオの膝が昂りをぐりぐりと押し潰すように動く。痛みの中に確かに快楽も混在し、硬度を増してしまう。こうなってしまうのは、店で躾られたせいだ。
「は…、体は正直なようだ」
「んん…っ」
苦しげにフィリオを見つめると、にこりと微笑まれた。その端麗な容姿で微笑まれると、かっこいいと思うより先に恐ろしいと思ってしまう。
「さて、そんな淫乱なお前にプレゼントだ」
フィリオが懐から取り出したものを見て、ぎょっとした。店でよく見たことがあるそれに、フィリオはローションをまとわせる。
「んー!んんー!!」
「これは成人男性の男根を型どったものだが……まぁ、用途は知っているな。お前ならばこの大きさでも入るだろう」
フィリオはためらうことなく俺の足を開脚させ、ずぶ、と男根を型どったそれを一気に挿入した。
「~っ、っ、!」
「ああ、やはりな。…ふ、入れられただけで達したのか?はしたない奴め」
「…っ、んぐ、んんっ、が、ぐ…っ」
「今日は好きなだけ達するといい」
フィリオが自らの服を整え、ベッドから降りる。まさか。まさか、嘘だろ。
「俺は仕事があるんでな。まぁ、気が向いたときに戻ってくる」
「んーっ!んぐっ!」
フィリオは微笑むと、部屋を出ていってしまった。呆然とする俺になど、振り向くことなく。
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