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小学6年生。2
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―――――――
はぁぁー……
とっても気まずいよぉ…
ちらちら、と後ろに座っている樹くんを盗み見る。
『……見たぁ?』
『………』
あの時、樹くんは何も言わなかったけど、こくっと頷いて僕から目を逸らしたんだ。
恥ずかしすぎて、泣いちゃいそうだった…
淳史くんは、放課後、組体操の練習に付き合うから機嫌直せって言ってたけど、僕はもう、それどころじゃない。
お尻を見られたこともだけど、あんな樹くん見たことなかった……
いつもの優しい目じゃなくて、じくじくと熱がこもった、どきどきする目つき。
あんな風に触られたのも、初めてだった……
擽ったりとか、頭ぽんぽんってされたりだとか、友達とのじゃれあいじゃないもの……
樹くんは、どう思っていたのかな……
あれから3日経ったけど、樹くんとは、おはようとばいばいしか、言葉を交わせていなかった。
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