アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
カラオケる。
-
そんなこんなで準備を終えて家を出た俺とアキくんは、電車に乗って繁華街へやって来ていた。目指すは……目指すは、どこだよ?
「アキくん、どこ買いに行くの?」
「ん?決めてねーよ?」
「えっ決めてないの?じゃあこれから何すんのさ?」
「んーそうだな、とりあえずカラオケ行くか!」
「は?カラオケ?」
というわけでカラオケに来ました。枝豆とフライドポテトが運ばれてきたのをボーッと見ていると、やっぱりなんかおかしくね?って思い出した。
「ねえアキくん、彼女へのプレゼントは……」
「ん?何?先歌う?」
「いやアキくんが先でいいけど。……じゃなくて!」
「じゃーおれ歌うわ。いっきまーす!」
アキくんが男アイドルの流行り曲を歌い出す。あ、上手いな。や、そうじゃなくて。
……彼女へのプレゼントは、いいんだろうか?
……いいのかもな。アキくんは歌い終わると「次、おまえの番な」と言ってマイクを突き出してきた。勝手に入れられてた数年前のドラマの曲。歌詞を見て、これは無理だなと思う。
「アキくん、一緒に歌って」
「よっしゃ、了解!」
アキくんの笑顔に俺も笑みがこぼれる。ま、どーでもいっか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
5 / 57