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いや、その現実には無理がある
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「岡本……それは」
僕達の中で一番のリアリストと自負する
石川が腕組みをして、銘々に着席を促した。
「皆、そろそろ現実を受け止めよう。
アレは男の子だ。
ボーイッシュな髪型、半ズボン
背中にランドセル。
どれを取っても俺達の希望的憶測を
全力で否定しきってるじゃないか」
「じゃ、どうする?無効か――」
と、岡本が言いかけたところで
石川が遮った。
「……いや、約束は約束だ。
桐江、“どんな相手でも”
だったっけ?」
これはこれで面白いんじゃない?とか
言い出してきた。
「え?ちょっと待って、待ってよ!
流石に無理ない!?
相手、男の子だよ?」
「うんうん。だから犯罪には走るなよ?」
そういうと他の二人を促して席を立った。
なんで、そうなるんだよ?
おかしいだろ?
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