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公園にて
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学校行事の為、授業が早めに終わった足で
久々彼の下校時間に間に合う事ができた。
「じゃ、またなー四堂」
「バイバイ、四堂くん」
その光景を見て思わず笑みが零れる。
校門出て暫くしてから
僕を発見したその目が一瞬戸惑っていた。
道すがら学校の話や他愛のない話を
しつつ、珍しく公園に寄って行きたい
という申し出を断る筈もなく従う。
そこは割と大きめの公園で緑に囲まれた
良い感じの所で、もう少し早い時間なら
きっと親子連れで賑わってる事だろう。
時間帯が夕方に差し掛かってる事もあり
流石に人も疎らで、ジョギングしてる人や
犬の散歩の人にシフトチェンジされてる
ようだけど。
ベンチに腰掛ける彼に続いて
その横に座った。
「学校楽しそうだね?
友達沢山いるみたいで何より」
笑った僕を不雑そうに見返す彼。
「四堂君、この間から思ってたんだけど
何か僕に言いたい事あるの?」
「それはこっちの台詞だ」
「え?」
「何をした?」
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