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NOと言わないで
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今までどれだけの子とキスをしてきたか
数え切れないほどなのに
こんなにドキドキしてるのって
された相手があまりに予期せぬ人
だからかもしれない。
「何で君みたいな年の子が
こんなキスできるの!?」
「俺が今まで何処に住んでたと思ってる?
いつも周りは俺よりずっと年上ばかりの
環境でさ、級友とかが面白がって
教えてくれるんだよ、頼みもしないのに」
へ、へ~ぇ。
そう……なんだ??
やっぱりそういうの
進んでるんだ、向こうって。
「だからって俺はアンタと違って
誰彼構わず気軽にこういう事はしない。
好きじゃなきゃ絶対にやらないし、
出来ない。
ここまで理解できてるよね?」
「待って、僕は……」
「Stop!返事は今はしないでくれる?
“NO”って言われるの好きじゃない。
現時点でどうせ俺を弟くらいにしか
思ってないのくらい分かってるから」
「いやいや、憧れって意味だよね?
うんうん、年上の同性に
一種の憧れを持つ年頃だもんね。
若いっていいよねぇ~青春ど真ん中!」
思わず遮って言ってみたものの、
「どこのおじさんだ?アンタ。
青春中なのは同じだろう。
……なぁ、適当に自己完結する前に
少しくらい俺の事真剣に考えてみてよ」
と逆に言葉を被せられてしまった。
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