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オカシクナイ??
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小さな手が僕の顔を滑る。
迷いの一切無い真っ直ぐで
大きな瞳を持つ彼に何を言えば良い?
真剣な視線を向けてくる姿に
少し驚いたけど正直嬉しくもあった。
それは少年特有の感情だと分かってるから。
賢い君だものいづれちゃんとそれに
気が付く時がくるよ。
ホント、可愛い僕の王子様。
……そう自分で納得しかけていたのに。
「アンタがそういう相手として
俺を見れる頃までこっちには戻らない。
悔しいけど……今の俺じゃ、アンタを
満足させてあげれないし。
泣かせるくらいのサイズになったら
その時は女より絶対俺がイイって
言わせるから、覚悟しといて」
僕に何も言い返す余地も与えず、
止めの捨て台詞を吐きまくって
彼は行ってしまった。
僕の方はというと、
「……………………え?」
かなり時間がたった頃ようやく
我に返えった。
ただ、思考回路がショートしたようで
今尚、中々その回線が復帰の兆しを
見せてくれなくて。
「…………????」
なんかオカシイ。
憧れている相手にいう言葉の
チョイス、色々間違ってる気がする。
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