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悲劇ノ少女
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「桜場くん、一つだけ、話しておきたいことがあるの」
寝る前に聞いて欲しいと言われて、僕は寝る準備の手をやめて、鈴香の話に耳を傾けた。
「あのね。私ね。生まれつき声が出なかったわけじゃないの。」
「えっ...?」
生まれつきじゃない...?
それがどういう意味を指しているのか、わからなかった。
予想すら、できなかった...。
「私のお母さんはね、私が中学生の頃、殺されたの。」
「殺...!?」
驚きで声が出ない。
鈴香のお母さんが、殺された...?
それは、鈴香が中学生の頃の話。
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