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悲劇ノ少女
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少しは落ち着いたし、鈴香の元へ戻ろう。
そうは思うものの、なかなか足が動いてはくれない。
さっき聞いた話が衝撃的過ぎて、僕はまだ受け入れられてはいなかった。
頭冷やそう...。
そう思い、一旦外に出た。
少し外を歩いて、ふと鈴香の病室を見た時、僕は自分の目を疑った。
鈴香の病室に、看護師さんや先生らしき人影があったからだ。
「り...んか...?」
手が震え、足が震え、また心臓がうるさく騒ぎ立てる。
鈴香に何かあったのか。
夜遅くの病院内ということはお構い無しに、鈴香の病室へと急いだ。
─────────ピーーーーーー
病室内に響き渡る、不幸を知らせる音。
「残念ですが、鈴香さんは...もう...」
「そ...んな」
さっきまであんなに元気だった鈴香が...
死んだ?
シンダ?
しんダ?
「ぅ...ぅあ......ぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
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