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記憶ノ消失
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僕はどうも気絶をしてしまったらしい。
記憶がなくなってしまったのは、その時のショックからだそう。
でも僕は、夜のことだけは覚えてた。
「僕、昔から夜のこと大好きだったのかな?」
「なっ...」
みるみるうちに夜の頬に少し赤みがさして、そっぽを向いてしまった。
僕、思ったことを言っただけなんだけどなぁ...?
「なぁ、陽。退院したら、しばらく俺の家に住んで、俺の家から学校通うか?...俺と一緒に」
「え...?」
「ほら...お前、記憶無くしてるから...危ないだろ...?」
そっぽを向いたままだけど、夜からの優しいお誘いがきた。
「いいの!やった...!夜と一緒にいられる〜!」
遠慮なんかしない。
大好きな夜からの誘いなんだ。
「退院したら、な?」
こっちを向いて苦笑いをしている。
僕は早く退院したくて、もう既にうずうずしていた。
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