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痕跡 2
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成「ほな、綾瑠も起きて無事やったことやし
デザートでも食うかの」
蒼「うん、食べる食べるー」
綾「俺はこのコーヒーとか運ぶから先に行ってくれ」
水「僕もお手伝いする!」
風「じゃあ、俺も」
水「風翔さんは皆さんと向こうで待っていてください
僕がやりますから」
雷「水怜は綾瑠以外には敬語のままですね
私達にも敬語を使う必要はありませんよ?」
風「確かにな」
水「いえ、そうはいきません。お2人はこの世を
治めるお方。そして、蒼さんと魁虎さんはそれに
仕えている方々ですから」
成「俺はなんでなん?」
お前、そりゃ愚問だろ…お前の正体知ってる奴なら誰だって同じこと言うぞ
水「蛇神様の生まれ変わりだからです」
だよなー
成「えー…」
綾「えー、じゃないだろ。誰だって同じ状況にいたら
同じことを言うぞ」
魁「確かに綾瑠さんの言う通りだね
僕も水怜と同じ立場だったら同じ答えを言うかな」
雷「同じく」
蒼「俺もー」
成「皆まで酷いなぁ…」
魁「酷くないよ。…あれ?」
そんな会話をしていると魁虎が何かに気づいた
雷「どうかしましたか?」
魁「風翔様は?」
綾「そういえば何処だろ?」
さっきまでそこに居たよな…?
蒼「綾瑠と片時も離れたがらないのにー
珍しいこともあるんだねぇー」
成「一言言えばええものを…ほんまに雷翔と双子か?」
魁「僕探してくる。皆は先にデザート食べてて」
綾「ああ、分かった。風にぃをよろしくな」
魁「了解」
そう言って風翔を探しに行こうとした時、それを雷翔が制した
魁「雷翔様?どうしたの?」
雷「私が行きます」
魁「え、でも…」
雷「行き先は大体検討がついています
それに、匂いを辿っていけば簡単に見つかりますしね」
雷翔はそう言ってチラッと成希を見た。成希はそれに気づき雷翔が言おうとしていることを察した
成「……それもそうやな。よしっ!
ここはこいつに任せて俺らはデザートや!」
魁「でも成希、」
成「今来ぉへん奴の分は俺が食ってやる!
ほなお先!」
魁「えっ!?あ、駄目ー!」
魁虎は大部屋に向かって走り出した成希を追いかけて行った。蒼はそれを見てあららー。と言った
蒼「魁虎は成希にのせられちゃったねー」
綾「そうなのか?」
蒼「そうそうー。まぁいいか
雷翔、後で報告してよー?」
雷「勿論です」
蒼「じゃあ、僕達も先に行こうかー」
水「あ、あの…雷翔様…」
水怜は雷翔に話しかけた。しかし、それは蒼の言葉に止められた
蒼「聴きたいことがあるのは僕も同じだよー
でも、まだ我慢しててねー」
水「ですが…………分かりました」
蒼「うん、ありがとうー。お利口ーさんだねー」
さすが、綾瑠の弟だー。と言って、蒼は水怜の頭を撫でた
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