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返事 side双子
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風「は?」
綾「だから勘違いしてもいいって言ってんの!
つか、しろ!」
雷「あ、綾瑠…それは……」
綾「嫁は……急だから…さ……恋人、からで頼む……」
その声は小さかったが私達にははっきり聞こえました
風「……ははっ…ははは………」
綾「な、何で笑うんだ!」
風「まさか時間くれって言われて
数時間で答えが聞けるとは思わなくてさ」
綾「だ、だって世話係って言うの
全く知らない赤の他人みたいで嫌だったんだ…」
それに、ともじもじしながら私達を見つめました
綾「兄ちゃん達と…家族になれたらなぁ……って、
小さい時から思ってたから……」
俺らは言葉が出て来なかった
綾「俺は昔から笑って楽しく過ごせる家族が
欲しかった…だから…さ、俺の気持ちがもう少し
整理できたら…その……家族…になってくれないか?」
雷「え?」
まさか、「家族になりたい」と言われるとは思わなかったからだ
腹括って告白した時から、分かっていたはずだ
綾瑠がオーケー出してくれたらいずれ家族になるって事は分かっていた……だが、信じられなかった
自分達から告白しておいて…と思う奴もいるだろう
だけど、綾瑠の言葉が素直に信じられなかった
何故なら不老不死で獣の魂と変な力を持った、しかも男の自分達を受け入れてくれたことにだ
それに、今の綾瑠の話を聞いた限りでは、私達の弟として家族になりたいと思っていた……ですが、私達は綾瑠と恋人になりたいと告げその願いを口に出す前に諦めさせてしまった
普通は男同士で気持ち悪いなど言って軽蔑するでしょう
綾瑠「それに…」
ですが綾瑠は、それでも私達と家族になりたいと言っている、私達の恋人、いずれお嫁になる事を承知して言ってくれた
綾「『俺はずっと兄ちゃん達のもので、
兄ちゃん達もずっと俺のもの』だろ?」
……ああ、貴方は変わっていませんね
お前は変わってねぇな
貴方は私達が欲しい言葉を何時もくれますね
それに、どんなに歳を重ねてもどんなに外見が大人っぽく綺麗になっても、その笑顔はあの頃のままですね
俺らはお前のその笑顔にやられたんだよ
綾瑠は未だ微動だにしない2人を変に思い2人の前で手を振った
綾「おーい…ふ、2人ともー?」
雷「………綾瑠」
綾「何?」
雷「なかなか大胆なプロポーズですね」
綾「なっ!?人が真剣に話してたのになんだよ!」
風「馬鹿にしてるわけじゃねぇ、嬉しいんだよ」
貴方の気持ちが…
お前の気持ちが…
風「お前のそのまっすぐな気持ちがな…嬉し過ぎてさ」
綾「あっ、そう…じゃあそういう事だからよろしく……
…ほ、ほら!早く食べないと時間が無くなるよ!」
雷「そうでしたね、早く食べましょうか」
風「ああ」
………風翔、私達は幸せ者ですね
雷翔はサンドウィッチを食べながら視線だけを風翔に送った
それに気づいた風翔もまた目だけを雷翔に向け笑った
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