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脱出後 2
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雷「どうしたんですか?」
風「何だよ、何か変か?」
蒼「いや…その……2人のオーラの色が変わった」
成希もほぉー、っと関心した声を出した
成「ほんとやな、色もやけど濃さも変わっとるで
少しは前より強くなった証拠やな」
けどな、と成希は続けた
成「それじゃあまだ甘いで、もっと力つけんと
周りに舐められるで?現に今そうなんやないの?」
雷「全くその通りです……」
風「……返す言葉ねぇよ」
雷翔は苦笑し風翔は頭を掻いた
成希は蒼と魁虎に視線を移した
成「蒼と魁虎も風当たりが強いんちゃうの?」
魁「…強くないって言ったら嘘になるね」
蒼「でも、良くしてもらってる人もいるから大丈夫だよ」
あと、仕事モード切っていい?と続けた蒼に雷翔は頷いた
蒼「…ふー……あー、やーっと落ち着けるー
仕事っぽかったからしょーがないけどー、仕事モード
にしてるのさー、ちょっと辛いんだからねー?」
成「仕事って…取引やあるまいしそない警戒せんでも
ええやん。地味に傷つくわ」
蒼「だってさー、2人ともピリピリしてたんだもーん
怒らせたら怖いからさー」
風「そりゃ、気だって立つだろ。いきなり同種だとか
言い出すんだからよ。
しかも俺らの正体も見破ってたしな」
けど、もう納得したやろ?と成希は笑った
雷「納得はしてますが教えて頂きたいことは
山のようにありますがね」
成希はせやね、と頷く
成「さっきも言ったが、俺もあんたらに教えんと
いかん事が山のようにあるわ。力の事とかな」
風「だけど、日改めねぇとな。あれから
結構時間経ってるだろうか…ら……」
風翔は時計を凝視したまま固まった、成希はくつくつと笑っていた
雷「風翔……まさか…」
雷翔も時計を見て辺りを見回しながら問いた
風「ああ、そのまさかだ。時間がほとんど経ってねぇ」
そう、到着してから15分程しか時間が過ぎていなかったのだ
成「俺の結界はな、中の時間を遅らせることが出来るんよ
外の1/4のスピードでしか時間が過ぎん。
もっと遅らせることも出来るがな…まぁ、つまりやな
結界の中は結界の外よりも時間が経つのが遅いんよ」
魁「それは僕でも出来るようになる?」
成「んー…時間を遅らせられるかは分からんな
けど、結界は出来ると思うで。特に蒼と魁虎はな」
蒼「俺達ー?」
蒼と魁虎は顔を見合わせた
成「2人の力は神が最初に得た力って言われてるんよ
……まぁ、全ての力の原点の様なものやな。
それをあんたらは持っとるから2人で力を合わせれば
高確率で出来るかもな」
魁「1人でも出来るかな?」
成「神の目が分かれとるから絶対とは言えんな
けど、1番は本人らの頑張り次第やで」
風「俺らも出来るのか?」
成希は目を鋭くした
成「あんたらは新しい力を得るよりも、今の力を
最大限まで上げなあかん!今ある力を
自在に操れてへん奴が新しい力を得ても全部が
中途半端になるだけや!」
雷「成希の言う通りですね。
風翔、私達はこの力を完全に自分のものにしましょう」
風「だな」
成「さぁてと、結局大体の事を此処で話してしもうたし
後はあんたらに力の指導をするだけやな」
成希は背伸びをしながらそう言った
雷「よろしくお願いします」
成「俺はあくまでコツや切っ掛けを教えるだけや
勿論、結界とかの術みたいのは頭からケツまで教えたる
けど、他のそれぞれの力を詳しく教えることは出来ん。
力の種類が違うからな」
4人は頷いた
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