アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
俺も連れていってくれ! 4
-
……よし、洗濯物まわして、ついでに洗面所も綺麗にした。後は昨日書いた食材のメモの確認だな。それと兄ちゃん達の見送り
はぁ…家事も大切だけど早く仕事できるようにしないとな……まぁ、女装するのは嫌だけど……
風「綾瑠、少しいいか?」
綾瑠が掃除道具を押し入れから出しながらそんなことを考えているとスーツを着た双子がやって来た
綾「別に大丈夫だけど…どうしたの?そんな改まって」
雷「話はリビングでするので来て頂けますか?」
綾瑠はああ、と言って頷き2人の後をついて行った
綾「で?どうしたの?」
雷「……綾瑠。真剣に答えてくださいね」
綾瑠は躊躇いながらもコクリと頷いた
雷「綾瑠にも短時間で力をつけることができる
方法があります」
綾「え?」
それって……
雷「ですが、都合が良い分リスクも大きくなります
やりますか?」
綾「やるっ!やらせてくれ!」
綾瑠は迷うことなく即答した
力をつけることができたら兄ちゃん達にかける心配を減らすことが出来るし、裏って所にも行けるようになる!
雷「もし失敗すると、最悪声を失うことになりますが、
それでもやりますか?」
声を失う………そうか、それが兄ちゃん達の言うリスクか…。でも、そんなの怖くもなんともない。命があるなら声がなくたってどうとでもなる
綾「そんなの別に構わねぇよ」
綾瑠の答えに2人は目を見張った
ん?そこまで驚くか?
風「何でそこまで簡単に答えられんだよ」
風翔は少しイラつきながら言った
え?風にぃ怒ってる?
綾瑠は2人を見た。すると、雷翔は心配そうに見つめており、風翔は眉間にシワを寄せてイラついていた
綾瑠はそんな2人の正反対の表情に思はずぷっ、と吹き出し答えた
綾「もし出なくなったとしても兄ちゃん達はずっと
俺のそばにいてくれるんだろ?だから平気だ」
それに、何処に心配する要素があるって言うんだよ。俺は兄ちゃん達が一緒にいてくれるのなら不安になる必要は何処にもない
風「そういう問題じゃねぇ!
綾瑠、お前わかってんのか!2度と声での会話が
できなくなるかもしれないんだぞ!」
兄ちゃん達って意外にネガティブ思考だよな…てか、心配性?
綾「あのさー風にぃ、まず俺は失敗することなんか
考えてない。内容はまだ聞いてないから知らないけどよ
俺は兄ちゃん達と一緒なら何でもできるんだよ」
自信あるぞ、とピースサインを2人に向かってした
雷「……分かりました。では早速ですがやりましょう」
風「兄貴、本当にやるのか?」
雷「風翔、私達はそろそろこのネガティブ思考を
直さないといけませんね」
あ、自覚あったんだ
風翔はけどよ…、と口ごもった
雷「確かに失敗のことを考えるととても怖いです
ですが、私達は綾瑠にこれだけ信頼されて
頼られているのですよ?それに応えないのは
恋人として、1人の男として
かっこ悪いと思いませんか?」
風「………兄貴の…言う通り……です…」
雷「おや、風翔が敬語を…大人になりましたねー」
風「なっ!?馬鹿にすんな!」
雷「それはさておき…」
風翔は置くな!とツッコンでいたがため息を吐き綾瑠を見た
風「やる内容を話すからよく聞けよ?」
綾瑠はおう、と返事をして応えた
風「やり方は、俺らが今から掌に出す
風と雷を飲んで声帯の所に留める。これだけだ」
綾「え!?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
87 / 279