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いざ、裏社会! 3
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成「ほな、早速やけどあんたに力をやるぞ」
綾「ああ、頼む」
成「あんたら2人は綾瑠から離れとき
近くにおって何らかの影響があったら大変やからの」
雷翔は分かりました、と言ってすぐに立ち上がったが風翔は成希をじっと見て動かなかった
風にぃ?
成「風翔、何しとるん?はよどき」
風「さっきみたいに綾瑠は苦しまないんだろうな?」
雷翔は風翔の言葉に眉をピクッと動かした
雷「……もしそうでしたら、私はその方法に
反対ですからね」
成「あらへんよ。約束する」
へぇ、こいつのこんな顔初めて見たかも。いつもヘラヘラしてるからなんか新鮮
風翔は成希の真剣な顔を見てそれが本当であると判断し、立ち上がり雷翔の隣に立った。
雷「風翔少し落ち着きなさい。大丈夫ですから」
風「分かってるけどよ…綾瑠のあの顔は
2度と見たくねぇんだ。……アレは精神的にキツイ…」
風翔は雷翔の肩に頭を預けた。そんな風翔の頭を雷翔は無言で撫でた
風にぃ…震えてる?兄ちゃん達を不安にさせるなんて…俺はどんな顔をしてたんだろう
どんなに考えても想像はつかなかった。けど、とても辛い酷い顔をしていたんだと確信した
成「綾瑠、びっくりしても動かんといてな
動いたら死ぬで」
綾「マジで?」
成「マジや」
わー、成希に死の宣告された。こいつに死ぬとか言われるとは思わなかったなw
風「成希てめぇ!」
綾瑠は鬼のような形相をして殴り掛かろうとした風翔の拳を両手で咄嗟に受け止めた
うわっ、思っていたより強い…てか、手痛い
綾「風にぃ、俺が動かなきゃいいだけの話だ
だから殴るな。仮にも成希は年上だろ?」
風「こいつがふざけた事を抜かしたからだ」
成「ふざけとらん、事実や。それぐらい危険なこと
なんよ。神直々に力を持たん人間に力を与えるのはな」
雷翔から聞いてへんか?と成希は風翔に視線を送った。風翔はその言葉にチッと舌打ちをして拳を下げた
綾「風にぃ、成希は俺に酷いことはしない
こいつはいつも俺を助けてくれる。だから風にぃ、
心配するなよ」
な?と言って綾瑠は風翔の頭を撫でた
雷「はぁ…風翔、こっちに来なさい」
雷翔は溜息をつき風翔の襟をつかみ自分の方へ引きずった
雷にぃ怒ってる…
成「ほな、綾瑠。始めるで」
綾瑠は返事をしてソファに座り直した
成希は綾瑠の前に屈み綾瑠の首を右手で覆った。そして目を閉じた
成「我、悪しき者から魂を守る者。我が認めしこの者を、
今、この時から声の支配者とする」
すると成希の手元から大量の光が放たれた。綾瑠は思わず目を瞑った
うっ、眩しい。……でもなんでだろう。なんでか分からないけど、俺はこの光を………知ってる
とても暖かい光だ
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