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再会 4
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メル「嘘…本当に……?なんで…」
成「転生したんよ。自分に術かけて、
生まれ変わるようにな。勿論記憶付きやで」
成希はメルに向かってVサインをした
メル「本当に…本当に蛇神様…なんですか?」
メルはポロポロと涙を零し始めた。成希はメルに近づいて行った
成「ミアー、こんくらいで泣くなや
ほれ、これ使い」
そう言って成希はハンカチを差し出した。メルはそれを素直に受け取り涙を拭った
水「あの…メルさん、成希様とはどんな関係
なんですか?よかったら教えてください」
メル「…ええ、いいわ。
では、皆さんここに座ってください
紅茶でも飲みながらゆっくり話しましょう」
綾「店の仕事は平気なのか?」
メル「ええ、大丈夫です
お客さんはだいたい午後にしか来ませんから、午前中は
時間に余裕があるんです」
綾「それならいいですけど…あと、帰る時に珈琲豆
買いたいんだけど、マンデリンってある?」
綾瑠はカウンター席に座りながら兄達の家にあった珈琲豆の銘柄を言った
銘柄の表示はなかったし聞きそびれたから合っているか分からないけど、あの匂いはマンデリンのはずなんだよな……。あー…焙煎は俺の感でも大丈夫だよな
メル「勿論です。紅茶の茶葉も含め、珈琲豆も
大体のものは全て揃ってますし、焙煎も此処で
やってますので、お好みに合わせますよ?
無い場合はお任せでオススメというのも出来ます」
綾「それすっごいありがたいな。
じゃあ、マンデリンのフルシティ2+で」
メル「かしこまりました。グラムはどうしますか?」
綾「100gいくら?」
メル「10リルです」
綾「…リル?」
綾瑠が首を傾げたことに水怜は気づきすかさずお金の単位について説明した
水「此処の世界でのお金の単位はリルなんです
1リルは10円。つまり、10リルは100円です」
綾「100円!?そんなに安くていいのか?」
大体、珈琲豆の単価って100g400円くらいだったはず……幾ら何でも安過ぎないか?…訳ありとか?
メル「ええ、何の問題もありません
豆も良質の物しか取り扱っていませんので、
味の心配もいりませんよ
試しに、マンデリンのフルシティ2+を
1杯分作りましょうか?味見を兼ねて」
綾「ああ、頼む」
メル「蛇神様と水怜坊ちゃんは何にしますか?」
成「俺は紅茶、ルフナで頼むわ。勿論ストレートでな
砂糖はいらん」
水「僕も紅茶をお願いします。銘柄はお任せで、
ストレート、砂糖を2個でお願いします」
メル「かしこまりました。少々お待ちくださいね」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
メル「お待たせしました。先にルフナのストレート、
ディンブラニルギリのストレートです
水怜坊ちゃんはコーヒーで言うオリジナルブレンド
にさせてもらいました」
水「メルさん、ありがとうございます」
成「ええ匂いやな」
メル「マンデリンは、今サイフォンに
かけてありますからもう少しお待ちください」
綾「了解。こんなにいい香りがするなら、
いくらでも待てるよ」
てか、マジでめっちゃいい匂い
メル「ありがとうございます。
皆さん、よろしければスコーンもどうぞ。
味は無難にプレーンしてみました」
白い皿の上には可愛らしいフワフワのスコーンが2つずつ乗せられていた
水「わぁ!ほかほかですね!」
メル「はい、出来立てです。時間をおいても
いいのですが、出来立てを食べてもらいたくて
急遽、寝かせておいた生地を焼きました」
成「ありがとな。ミア、蜂蜜はあるか?」
メルは蜂蜜の瓶を手に取ってこれでどうでしょう?と成希に見せた
成「マヌカハニーか…ほな、スプーン1杯分くれ」
メル「かしこまりました」
メルはティースプーンで蜂蜜をすくい、スコーンの皿の上に置いた。そして、綾瑠のマンデリンも出来上がり、メルはどうぞ、と綾瑠の前にカップを置いた
成「ほな。全員の揃ったし、いただくかの」
綾「そうだな。メルさん、いただきます」
水「いただきます!」
メル「どうぞ、召し上がってください」
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