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再会 6
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メル「っ……そんな、約束を……
それでは蛇神様が辛いだけではありませんか!」
成「辛くあらへんよ。子どもにも会えたしな」
メル「本当ですか!?」
子ども!?こいつに子どもがいたのか!?……あ、まぁそうだよな…。800年生きてりゃ子どもの1人くらい……
成「ほんまや。ちゃんと生まれ変わって
今も幸せに生きとるよ
せやから、この話はもう終わりな。ええか?」
生まれ変わったって事は1度亡くなってるのか……自分の子どもに先立たれるのって想像もつかないくらい苦しいものなんだろうな……。つーか、こいつの奥さんって誰なんだろう?
メル「……納得はしていませんが、
命令なら仕方が無いですね。蛇神様の仰せのままに」
メルはムスッとしながらも右手を胸に当て頭を下げた
成「おう、すまんの」
綾瑠は2人の会話が切れたのを見計らい、話を切り出した
綾「なぁ、成希。俺が水神の記憶を思い出さないままで
本当にいいのか?もしかしたら思い出せる方法が
あるかもしれないぞ?」
成「例えあったとしても俺はそれを望む事は無い
約束を守ってくれたんや。そろそろ枷を外して
自由にしてやらんと水神に嫌われてしまうわ」
それだけは避けたいからなぁ、と言いながらまた紅茶を口に運んだ
綾「お前……本当にただの馬鹿じゃないんだな」
成「綾瑠、ほんまにどつくぞ」
メル「蛇神様の時は見目はとても凛々しく綺麗な方
だったんですよ?
その面影は今では少ししかありませんけどね」
成「今でも充分凛々しいやろ?」
綾「…メルさん、こいつとはいつから知り合いなんだ?」
成希は、最近俺の扱い酷(ひど)ぉないか?と言いスコーンを口に入れた
メル「蛇神様と初めて会ったのはずっと昔です
確か私が生まれて直ぐの時でしたっけ?」
成「せやな。あんたを初めて見た時は驚いたわ」
水「何故ですか?」
成「あー…それはな……」
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