アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
当日 2
-
蛇神が水神を抱きしめてから数分が経った頃、蛇神、口を開いた
蛇「水神…」
水「なんだ…」
蛇「私は…まだ視線を克服できておらぬ……」
思い出しただけでも気分が悪くなる…出来れば人前になど出たくもない……
水「……ああ」
蛇「だが、昨晩も言うた通り逃げるつもりは毛頭ない
故にもう不安にならないでくれ」
この心の声もお主に届いていることを願う…
水「ふっ…何を今更。お前の本心は分かっておる故
不安になどなっておらぬ
ただ、お前の口から1度聴きたかっただけのことよ」
蛇「そうか…」
その後も暫く抱き合っていると、さて!と水神は大きな声を出した
水「お前の髪を結い、白粉や紅を塗るぞ
そこの椅子に腰掛けよ」
蛇「分かった、よろしく頼む」
水「任せておけ」
水神はそう言ってするりと腕の中から抜け髪留めや紅などの準備に取り掛かった。蛇神は水神に言われた通り、椅子に座る
蛇「水神に髪を結ってもらうなどいつ以来だろうか?」
水「そうだな…お前が修行に行ってくると
飛び出す前までだっただろうか?」
蛇「そうだったか?よく覚えておらぬ」
水「妾は覚えておるぞ
なにしろ妾の楽しみが1つ減ったのだからな」
蛇「それは…すまないことをしたな…」
水「気にするでない。神力が格段に上がっておったし、
今結えておるからなんとも思っておらん」
では、変わっていなかったら大変なことになっておったな……
水「当然だ。その時は妾直々にしごいてやろうと
思っておったからな」
蛇「……恐ろしいことを言うでない」
水「恐ろしいとは失礼な」
そんな会話をしながらも水神の手は止まらず、蛇神の長い黒髪を結い上げていった
水「うむ。やはり高い位置で一つに括るとスッキリ
するな。それに加え、凛として見えるぞ」
蛇「水神に言われると照れるな
これの他にそこに置いてある飾りを付けるのか?」
水「ああ、全て付けるぞ」
蛇「全て!?」
け、結構な量だが……
水「ああ、ここにある全てを付けるぞ
髪留めの周辺と毛先にな」
明らかに違う物もあるが……
水「お、本当だな耳飾りなども混じっておる
だとすると、これとこれとそれも抜くな
では、髪飾りはこれだけになるな」
蛇「これなら納得いく」
流石に先程の量を髪につけることは不可能だ…
水「すまんな。皆同じような色だった故間違えた」
蛇「いや、付けた後でなくて良かった」
あれ全てを付けていたら大変なことになっておった…
水「確かにな。さっ、気を取り直して付けていくぞ」
その後はテキパキと耳飾りや指輪にブレスレット、白粉や紅を付けていったのだった
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
139 / 279