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自己紹介
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焰「桜並木見えてきたぜー」
焰は会話をしながら飛んでいる蛇神と水神に声をかけて知らせた
蛇「あれか…」
水「蛇神。あの桜並木の中で1番大きな桜が
あるのが分かるか?」
水神が指さす先には一際大きな紅枝垂れ桜があった
蛇「ああ、分かる」
2人の前を飛んでいた焰は後ろに下がり蛇神達と横に並んだ
焰「あの桜並木はまだ人間が足を踏み入れてねぇんだ
だから、空気も水も勿論桜も綺麗なままだ
そのおかげで、多くの動物や妖精がここ周辺に
住み着いてるんだぜ?」
水「お前の相棒が見つかるかもしれぬ可能性が
高いということだ。楽しみだな」
ルフスを含めた3人は蛇神に笑いかけた。蛇神はその言葉にそうだな、と一言答えた後、だが…と言って言葉を続けた
蛇「それより私は挨拶の方で頭の中がいっぱいだ
やはり、緊張はするのだな」
蛇神は右手で胸を抑えた
焰「あったり前だろ。誰だって緊張くらいするさ」
蛇「焰もするのか?」
焰「するに決まってんだろ?365日いつでもしてるさ」
そ、そんなにか……?
ル「まっ。その大半は創様に怒られないか、って
不安で緊張してんだろ?」
蛇「何か悪い事でもしておるのか?」
蛇神は純粋に焰に問いかけた。それに対し焰はルフスを見て言った
焰「俺の心が読めるからと言って口に出すなよ」
ル「別に水神殿と蛇神殿なんだからいいじゃん」
ワーワー、騒いでいる焰とルフスの横で、蛇神は水神に問いかけた
蛇「…本当に仲が良いのか?」
水「悪かったら常に一緒におることはない
なにしろ、妖精は気まぐれな部分と悪戯をする
1面があるからな。それに、あやつも言っておったが
そうでもない奴と一緒におるわけなかろう」
確かに、水神の言う通りだな
蛇神は言い合っている2人を見てなんだか面白くなってきていた
焰「おい蛇神、何笑ってんだよ」
蛇「ハハッ…すまない
友がいるというのはとても楽しいものなのだな
喧嘩して、笑いあって、協力し合って…
毎日飽きることが無いのだろうな」
焔とルフスは笑っている蛇神を見て顔を見合わせる。そして、パチパチと目を大きく瞬きさせ、また顔を見合わせた
水神はそんな3人を見てクスッ、と笑った
水「ほれほれ、早う行くぞ。余裕を持って出たのが
無駄になってしまうわ」
焰「おっと、いけねぇ。親父に怒られちまう!
ほら蛇神、早く行くぞ!俺と水神さんは
向こうで着替えねぇといけねぇんだから!」
蛇「そうだったか。では、少し急ぐとするか」
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