アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お披露目会、本番
-
焰「おーい蛇神ー!何処だー?」
ル「おっ!焰様の声だ。蛇神殿、そろそろだ」
蛇「いよいよか…」
必ず成功せねば…水神に顔向け出来なくなる……。それだけは避けなければな……
光精「蛇神殿、不安ならそばにいてやるぞ?」
蛇「え?」
風精「そんなこと言って、単にあなたが離れたくない
だけでしょ?違う?」
光精「はぁ?そんなわけねーだろ」
雪精「あー、光の妖精嘘ついたー」
雪の妖精は光の妖精を指さした
光精「ついてねぇよ!
第一、なんで嘘だと思ったんだよ」
雪精「んー?光の妖精ってぇ、嘘つく時耳がピクッ、
って動くんだよぉ?知らなかったぁ?」
光精「なっ!?嘘だ!ハッタリだ!」
光の妖精…耳まで真っ赤だぞ…。これではバレバレだな
風精「それが嘘か本当かは桜の妖精が
1番分かってるんじゃない?」
光精「ちょっ、待て!」
風の妖精は桜の妖精にどうなのよ?と聞く
桜精「……今の光の妖精はすごく動揺してます
図星…刺されたみたいですね……」
光精「おい、桜の妖精!
さっきまで黙っていやがって今はこれかよ!」
風精「こらこら、桜の妖精を責めないの
嘘をついた光の妖精が悪いんだから」
光精「ちっ…」
光の妖精は私のことを心配してくれているのだな…すごく嬉しい。心が暖かいな……
蛇「まぁまぁ、喧嘩するでない。私ももう少し
お主らとおりたいと思っておった。……駄目か?」
蛇神はそっぽを向いている光の妖精の顔を覗き込んだ
光精「ふ、ふんっ、仕方が無いな
蛇神殿がそう言うんだったらもう少しいてやる」
顔を赤くしながら言った光の妖精の言葉を聞いて、残りの妖精達はクスッと笑った
蛇「ありがとうな」
さてと…焰の所に行くとするか
蛇神が立ち上がると、蛇神を探す焰の声がまた聞こえた
焰「蛇神ー!何処にいるー!」
いくら友と言えど年上の神だ。これ以上探させるのは申し訳ない
蛇神は空を飛ぶ焰を見つけ、叫んだ
蛇「焰ー!私は此処だー!」
焰は蛇神の声に気づき降下した
焰「おっ!発見っ♪…って、お前妖精に囲まれて
羽生やしてると、神じゃなくて妖精に見えるな」
焰は宙(ちゅう)に浮かんだまま蛇神の背を見てそう言った
蛇「そうか。では今度、欺きで妖精に見せてみるか」
どのような反応が帰ってくるか気になるしな
焰「やる時教えてくれよ?見てぇからな」
蛇「はいはい、考えておく。それより焰…
お主の召物、私と対色なのだな」
焰は白に金色の模様がある巫女服を着ていた
焰「おう、水神が見繕ったやつだ」
蛇「水神は俺と焰がこうなることを見越していた、
ということか…。やはり流石だな」
焰「ああ……ん?てかお前、今俺って言ったか…?」
蛇「言っておったか?
まぁ、元々私の一人称は俺だった
だが、修行後はなるべく私を使おうと心がけておる
だけな故、あまり気にするでない」
焰「そうだったのか。いや、何か新鮮だったから
聞いただけだ」
蛇「そうか」
焰「よし、じゃあ行くぞ。水神も待ってる」
蛇「ああ、行こう」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
148 / 279