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癒しの神と妖精王
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私が1番会いたい奴?………まさか!
雪精「蛇神殿の1番会いたい方って誰ぇ?」
水「お前達の生みの親だ」
光精「俺らの生みの親?親ってことは……っ!」
風精「妖精王が来ているの!?」
水「ああ、来ておるぞ」
水神の言葉に妖精達はぱあっと顔を輝かせた
桜精「王にお会いするのは生み出してもらった時
以来です。私達も早くお顔を拝見したいです!」
生み出してもらった時以来ということは1億年以上会っておらぬのか…私だったら耐えられぬな
風精「そうだね
早く会って出来るならお話もしたいな」
水「出来るぞ。妖精王との時間は他の者より
多く時間をとっておるからな」
雪精「やったぁ!王っ♪王っ♪」
風精「でも珍しいね?王が姿を現すなんてさ
危ない目とかにあってないかな?
最近妖精殺しとかで物騒だからさ」
妖精殺し…酷いことをする者がいるのだな。見つけ次第この手で抹殺してやるわ
水「お前の言う通り、妖精王がこのような場に
姿を現すのは珍しいに加え物騒だ
故に、妖精王には妾の家臣を何人かつけさせた
だから、安心して欲しい」
桜精「水神殿、ありがとうございます」
水「礼には及ばぬ。妖精王は桜並木を少し外れた
丘の所におる。待たせては悪い故、急ぐぞ」
蛇「ああ…うわっ!?」
ドスッ
蛇神が水神に返事を返そうとした時、背後から何かに突撃された。蛇神の声にそこにいた皆が一斉に振り返り、蛇神の背に突撃したものを見た
?「あれ?君知らない顔だね?
でも誰かに似てる気がするね。誰だろ?」
え、この人誰?何故、目を閉じておるのだ?
そこにいた誰もが皆そう思った。だが、それを最初に切ったのは水神だった
水「恵!お前何故此処におる!」
恵?誰だ?
恵「あー、水神だー♪やっほー、久しぶりー」
蛇「水神の知り合いか?」
水「あ、ああ。こやつは恵(めぐむ)、癒しの神だ
妾の友で、年齢不詳。だが、妾より年上ということは
確かだ」
恵「恵だよ。よろしくねっ♪」
蛇「私は蛇神と言う。水神の一人息子だ」
恵「おぉ、君が蛇神かー!道理で似ていると思ったよ」
恵はそう言って蛇神の顔をぺちぺちと触る
え、えっと……
水「恵、悪いが妾達は急いでおるのだ
また後ででも良いか?」
恵「うん、いいよー。僕も用があるからね
妖精王が何処にいるか分かる?」
妾「お前も妖精王に用があるのか?妾達もだ」
恵「そうなの?じゃあ一緒に行こう!
何処にいるかわからなくなっちゃったんだ」
恵はえへへ、と頭をかいた
水「この人数ではそうなるだろうな。良いぞ
お前も一緒に来い」
恵「やった!ありがとう」
水「蛇神と妖精達も良いか?」
光精「俺らは大丈夫だ」
妖精達は光の妖精の言葉に頷く
蛇「私も構わぬが、癒しの神のことを私に
教えてはくれぬか?」
蛇神は水神にそう問いかける
恵「そんなこと言わなくても、
君が嫌だって言うまで僕が教えてあげるよ」
恵は歩きながら話そう?と言って歩き出した
蛇「え、ちょ!」
水「蛇神、こやつは自己中に加え放浪癖がある
さっさと慣れることだ。でないとこちらの身がもたぬ」
えー…水神、お主の友であろう?
水「妾にも、創の手にも負えん。諦めろ」
恵「ほらほら、そんな所で僕のこと話してないで
早くおいでよ。置いて行っちゃうよー?」
水「置いて行かれて困るのはお前だろう」
恵「うん、そうだね。僕困っちゃう」
俺はこの方と普通に話せるだろうか…?
水「慣れだ、慣れ」
水神はそう言って歩き出す。蛇神も後を追った
恵「よーし、出発だー♪」
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