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プチ鬼ごっこ 2side水神
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水「あやつらは何をやっておるのだ…?」
恵「そーだね…動き方から見て、追いかけっこ
あたりじゃないかな?」
水「はぁ…」
妾達が戻っきたことに気づいておるはずだろう。ならば何故、追いかけっこを始めたのだ
水「すまない、ファル。妾のバカ息子が…」
フ「なに、謝る必要はありません。おおよそ、
私の子ども達が蛇神を振り回しているだけでしょう」
水「いや、あの子達の主になると決めたのは蛇神だ
振り回されるなど主として駄目であろう」
フ「水神の言うことも一理あります。ですが、
歳はまだ1万。神の年齢としてはまだまだ赤子
もう少し大目に見てあげては?」
水「いや、甘やかすつもりは無い
もう既に1万年生きたのだ。そろそろ神としての
己の振る舞い方ぐらい覚えて欲しいものだ」
やはり、己のみで気づかせるのは無理なのだろうか?
フ「厳しい母だ。貴女に初めて会った時とは
大違いです。昔の貴女はジャジャ馬どころでは
ありませんでしたからね」
恵「ほんとそれね
前に久々に会った時は誰かと思っちゃったよ」
水「それ…あいつに言うでないぞ?」
昔の妾などあいつに見せられんわ。見られたら今の妾の説得力がなくなってしまう
フ「はい、勿論言いませんよ
言わないと昔に約束しましたからね」
恵「本当はものすっごい言いたいんだけどねー」
水「言うたら許さぬぞ」
恵「分かってるって♪
また桜餅ご馳走してくれるなら、
まだ秘密にしておいてあげる」
やはり、恵のこの性格には慣れぬな……しかも「まだ」と言ったぞこいつ…
フ「それにしても蛇神は貴女に似てますね
さすが親子、と言ったところでしょうか?」
水「ああ、力を使って髪と瞳の色が変わった時など
妾と見分けがつかぬ者もおるくらいだぞ?
身長などを除いての話だがな」
フ「是非見てみたいものです」
水「やらせるか?やれと言えば出来ると思うぞ?」
ファルはゆっくり首を横に振った
フ「この後舞もあるのでしょう?
またの機会の時に見せて頂くことにします」
水「そうか。お前がそう言うのなら次の時にしよう
あいつもまたお前に会う機会が出来て喜ぶだろうな」
フ「そう言ってもらえて良かったです」
水「さて、あいつらをどうするか…」
水神は視線をファルから蛇神達へ移した
そこにはこちらをチラチラ見ながら焦るも楽しそうに走る蛇神がいた
恵「その前に降りよーよ。僕も追いかけっこしたい!」
水「お前な…」
フ「追いかけっこはともかく、恵の言う通り
とりあえず降りましょう」
水「…はぁ……そうするか」
ったく、バカ息子が……良い顔しよって、本気で怒れぬではないか…お前がまた楽しそうに笑う姿が見ることが出来て良かった
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