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最高の調味料 6
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綾「よし。俺も冷めないうちにパスタ食うかな
腹減ってるし」
綾瑠は席に着き、全種類を少しづつ取り皿に取って口にした
綾「うん。麺も丁度だし、ソースの味も問題ないな」
風「問題も何もねぇよ。マジで全部美味ぇ!」
風翔も席に戻り、またパスタを口に入れた
綾「そう?ありがとう」
雷「風翔の言う通り、とても美味しいですよ
特にこのキノコがふんだんに使われているパスタは
私好みの味です。パスタも蝶の形をしていて、
見た目もとても可愛らしいです」
綾「本当に?それはボスカイオーラって言って、
キノコ類を使うパスタなんだ。今回は
トマト味にしたけど、気に入ってもらえて良かったよ」
蒼「ねぇねぇ、これもトマト?」
綾「そうそう。それは…」
綾瑠が言いかけるとドアを開ける音がした
成「なんや、ええ匂いするやん…っ!まさか!」
成希は目を見開き、綾瑠はニヤッと笑う
綾「おかえり成希。そのまさかだ」
成「ペスカトーレはあるんやろぉな!」
綾「勿論。しかも今回はいつもの具材の他に
くじで当たった伊勢海老を入れた」
成「大盛りで頼む!」
成希は空いている席に向かって走り、椅子に座ると首にかかっているヘッドフォンを外して脚の上に置いた
綾「はいよwてか、ヘッドフォンちょうだい
そっちに置くから」
成「ありがとぉな。おっ、生ハムやん
食ってええか?」
綾「勿論」
魁「ねぇ、成希はこのパスタが好きなの?」
魁虎は自分の隣に座った成希にそう問いかけた
成「せや!俺は魚介類が好きなんよ
せやから、魚介類を使うペスカトーレがパスタの中で
1番なんや!」
魁「へぇー」
綾「返信がなかなか来なかったから
全部食っちまおうかと思ったんだからな?」
綾瑠は取り皿にこれでもかというぐらいの量のパスタを盛っていた
成「わー、ギリセーフやな。返信しといて良かったわ」
綾「何してたんだ?メルさんの所にずっと居たのか?」
成「ちゃうで。ちょい用があってな、そこに行っとた」
綾「そっか。はい、大盛り」
成「ありがとぉな!ほな、いただきます!」
綾「召し上がれ」
成希は口を大きく開けてパスタを頬張った
成「んまぁー!やっぱええわぁ〜
900年近く生きとった中でも1番やわ」
大袈裟過ぎだろ…
風「お前はリスか何かか」
成「俺は蛇や」
風「そんなの知ってる。頬パンパンに膨らませて
蛇とかよく言える。今の姿だけ見れば、
リスかハムスターとしか言えねぇな」
蒼「それ同感ー。顔変形してるしー」
魁「変顔」
成「失礼なやっちゃやなぁー」
それでも食べる手は止めねぇのな。まっ、作ってる側から言えば、美味しいって言って笑顔で食ってくれる以上の喜びなんてないな
蒼「それにしても、今日はボリューミーだねー」
成「ちゅーか、パスタパーティーやな」
綾「嫌だったか?」
雷「いえ、嫌なわけありませんよ。ねぇ、風翔?」
風翔は咀嚼しながら勢い良く親指を立てて雷翔の言葉を肯定した
成「リスは俺やなくて風翔やな。あいつの方が
似ぉとるわ。お前も思うやろ、おとーとちゃん?」
水「えっ!ぼ、僕のことですか?」
成「せやで。俺は綾瑠の友達やし、友達の弟やったら
あだ名でそー呼んでもおかしくないやろ?」
水「え…そ、そういうものですか?」
水怜は困った顔で綾瑠を見た
綾「お前がいいならいいんじゃない?」
水「兄様…」
綾「俺はいいと思うぞ。おとーとちゃんw」
水「兄様がそう言うのだったら…それで、いい…」
成「ほな、決まりやな
これから頼むで、おとーとちゃん」
水「はい、よろしくお願いします」
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