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……見ぃつけた
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風「ふぅー、食った食った。美味かったな、兄貴!」
雷「はい、とても美味しかったです」
綾「一応デザートもあるんだけど…いるか?」
風&成「いる!」
成希と風翔はガタッと音を立てて立ち上がりそう言うと、お互いの顔を見た
蒼「息ピッタリだねー」
魁「普段は言い合ったりするくせにね」
風「うるせぇ。それと綾瑠の飯は話が別だ」
成「ほぉ、気が合うのぉ。俺もや」
綾「じゃあ、仕上げをしてから持ってくるな」
綾瑠がそう言って席を立つと水怜も勢いよく立ち上がった
水「僕もお手伝いする!兄様全然食べてない!」
綾瑠は自分の側に走って近づいた水怜の頭を撫でながら言った
綾「俺は、お前が美味しいって笑顔で
食ってくれただけで腹いっぱいなんだよ」
蒼「ひゅー。かっこいいこと言うじゃーん」
綾「お前な…ひゅー、って棒読みされても
馬鹿にされてるようにしか思えないんだけど?」
蒼「あははは。ごめんごめん」
こいつ…ごめん、って思ってないだろ
綾「まぁ、いいや。水怜、デザート取りに行くぞ」
水「はい!」
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
綾「水怜、あの皿とカップを取ってくれ」
水「あれね、分かった」
綾「それから、そこの紙袋に入ってる豆の瓶を
机の上に出しておいてくれ」
水「了解、兄様」
俺はその間にっと…
綾瑠は冷蔵庫から出したデザートを台の上に置いてラップを外すと、スプーンでつついた
うん、いい具合だな
水「兄様、お皿取ってきたよ」
綾「おう、ありがとな」
水「うん。それで兄様、それは何?」
綾「これか?これはパンナコッタって言って、
牛乳と生クリームとかを混ぜて最後にゼラチンで
固めたプリンみたいなやつだ
結構こってり系だけど、フルーツソースとかと一緒に
食べれば丁度だと思うぞ」
水「ぷるぷるしてる」
水怜はパンナコッタが入っているカップを揺らした。綾瑠はそれを見て笑った
綾「遊んでないで、ひっくり返して皿の上に出せ」
水「はーい」
水怜は言われた通りに全員分のを皿の上に出すと、綾瑠はそこに赤いソースをかけていった
水「兄様、味は何?」
綾「いちごとラズベリー」
水「よくこんな短時間で出来るね。なんで?」
綾「イチゴジャムを使ったからだよ
小さく切ったいちごとラズベリーを混ぜて、
レンジで加熱
で、ジャムがトロトロになったら完成」
水「へぇー、僕もやってみようかな」
綾「作ったら俺に食べさせてくれよ?」
水「分かった!」
水怜の返事を聞いた綾瑠は、パンナコッタの上に小さく生クリームを絞りブルーベリーを2粒添えた
綾「よし、先にこれで運んでくれ
俺はコーヒーを入れてから行く」
水「僕、香りは好きだけど飲めないよ?」
綾「元々香りを楽しんでもらうだけつもりだったから
大丈夫。入れるのは少しだから安心しな」
水「そっか。じゃあ、持って行くね」
綾「おう、頼んだ」
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