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明日も…
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ただ手を握って歩いているだけなのに
すごく恥ずかしい…。
(好きな人とするのってなんでも恥ずかしいのかな…。)
とか考えてみたり…。
快斗はいつも表情からして
よくわからないからなぁ…。
でもまぁおんなじ気持ちなら嬉しいな。
そうこうしているうちに家の前に着いた。
幼なじみってことで家は隣だ。
隣だとすぐ会えるしw
「ねぇ、快斗」
離れた寂しい手は快斗の制服の裾を握る。
「ん?なんだ?」
俯く俺の顔を覗き込もうとする快斗。
「…明日も…一緒に今日みたいに帰ろ?」
今の俺、絶対顔赤いんだろうな…。
目をぎゅっと瞑って裾を握る手に力を入れていると額に柔らかな感触が。
────チュッ
「当たり前。ていうか帰りだけじゃなくて
朝もだろ?」
快斗はそう言っていつもはしないような
笑顔を見せた。
「…うん!!!」
俺もその笑顔に負けないくらいの
笑顔で1日目を終わらせた。
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