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守れなかった
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無我夢中で廊下を走り
本館へ行く。
「柚希っ!」
本館三階の男子トイレへ行くと
1つの個室に柚希は居た。
「…えへへ…快斗、汚れちゃった。」
その柚希の姿はカッターシャツが脱げかけていて
太もも近くに血がついていた。
「誰にやられたんだよ!」
普段は表情から冷めている俺も
心の底から怒った。
「…見覚えのない先輩にやられちゃった。」
(…俺は柚希を守れなかった。)
もうそんな思いしか出てこなかった。
そして何度も何度も「ごめん。」としか
言えなかった。
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