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「はい!罰ゲームはきぃにけってーーーーい!!!」
渋谷のテンションMAXの大声にクラス中の視線が集まる。
そして、罰ゲームをする事になった俺の顔は多分、いや、絶対に顔面蒼白だ。
だって、よりによって渋谷の罰ゲームだ。
「お、おい!普通のにしろよ?」
「なんだよ、普通のって。ワカンネー」
黙っていればカッコイイ顔を意地悪く歪めて渋谷は笑った。
背中が一気にひんやりする。嫌な予感しかしない。泣きそうだ。ってか、泣く。
「あんま、希壱を苛めんなよ」
「へーへー。根津はきぃに甘いなー」
「お前が鬼畜過ぎんだろ」
「良かったー!渋谷の罰ゲームマジ嫌だった!!」
「あっはっはっ。頑張れ、希壱」
俺をかばう根津、罰ゲームを免れて喜ぶクソ河田、笑う山中、青ざめる俺 小泉。
「さーて、どーすっかな」
にやりと笑った渋谷は俺の頭から足まで全身をジロジロ見てまた笑った。
「ところできぃ、身長どれくらい?」
「...165」
「あら。可愛いサイズ!!」
「うっせー!お前なんてただデカイだけだ!」
「184ありまーす!!」
「くそっ!もぅ嫌だ、こいつ!!」
根津に泣きつくと優しく頭を撫でてくれる。俺の癒し。
「やった!俺、166ある!!」
「変わんないだろ、河田のばかッ!」
喜ぶクソ河田。
「じゃあ、明日準備してくるわ」
「な、何を?」
「ん?明日のお楽しみだよ」
そう言って笑う渋谷は心底楽しそうだ。
俺、もぅダメかも。
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