アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2-10
-
今日はバイトのない夏休み。
先日思いがけない金が入ったことで、すこし余裕ができたので、雪也をゲーセンにでも連れてってやることにした。
「雪也〜、出かけるぞ」
「え、どこ?」
「ゲーセン」
「まじ?!」
予想以上にノリノリな雪也はすぐ支度を済ませてすぐ出かけられた。
----------------------------------------
ゲーセンに着くと、夏休みということもあってやはり混雑していた。
雪也より小さい子もかなり多くいるようだった。
「雪也は何かやりたいやつあるのか?」
「わぁ〜、てか、音でかっ」
俺の言葉が頭に入っていないのか雪也は周りの様子に感動しているようだった。
「おーい、雪也なにすんだよー」
「え?あー、なにすればいいのかわかんない」
「じゃあ俺がハマってたシューティングやるか」
雪也は黙って頷く。
俺の後ろからついてくる雪也は、周りから見たら弟のような、そんな関係に見えているのだろうか…
なんて考えていると、目的の場所へ着く。
俺のやるのはいわゆるゾンビゲーで、カプセル状の個室で1〜2人用の銃で打つタイプだ。
「これ、やるの?」
やや不安げな雪也に、可愛さを覚えつつ腕を掴み中へ入る。
「じゃあ、二百円入れるから銃持って」
「え?これ、ってうわっ」
タイトルの時点で慌てている雪也を見てるとますます中学生っぽいと感じる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 33