アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
1-11
-
「え…?」
「ごめんな…雪也…。お前は壊れてなんかいない。俺が騙したんだ…」
「だま…した?」
「あぁ。雪也は全然おかしくないよ。むしろすごいと思う。家事はその辺の主婦に負けないぐらいだし、話し方も仕草も見た目も全部、ヒトそのものだ。誰もアンドロイドなんて思わない。」
「本当?」
俺の顔を間近で見つめてくる雪也は涙目になりながらも、少し照れているような顔ををしていた。
「俺…変じゃない?」
「全然変じゃないよ」
その言葉を雪也は俺の心からの言葉だと受け取ったのか安心したような表情になった。
「でも…」
「ん?どうした?」
「でも、さっき俺の…その…ここ、が固くなったのはなんで?」
あ……
「えっと、それはだな……」
どうしようか……
俺はもう一歩だけ勇気を踏み出した方が良いのだろうか…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
11 / 33