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俺は勢いよく飛び出したは良いものの結局見つけることはできずに数時間が経過した。
久々に走り続け動けない俺は、ベンチで一旦休憩をとる。
そういえば、あの池淵とかいう男も雪也を探してるのだろうか…
もしかした、先に見つけて家に連れてきてくれてるかもしれない。
俺は重い体を起こして急いで家へと戻る。
アパートが見えてきたが、俺の部屋の前にいた池淵はさすがにもういない。
池淵が連れ戻したことを藁にもすがる思いで祈りつつ、一歩一歩進む。
アパートの前まで来るとふと、物置の扉が少しだけ開いているのが見えた。
まさかとは思ったが、可能性は全て調べたいと思い、恐る恐る扉を開ける。
暗くてよく見えない……
スマホのライトをつけ中を見渡す…
……
しかし、雪也は居なかった……
俺は一気に絶望に沈んだ。
物置から出る。
その時、小さく鼻をすする音が聞こえた。
慌てて俺は物置の裏を覗き込む……
すると、端で小さくなって座り込む雪也がいた。
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