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「折角の勝負なんだから、負けた方が罰ゲームってのはどう?」
「罰ゲームって何?!」
「んー、よりでっかい魚釣った方が勝ちで、負けた方はなんでも言うこと聞くってのはどうだ?」
「なんでもいいの?ホントだかんね!絶対っ!」
「はいはい。」
良かった。さっきからあまり楽しくなさそうだった雪也が少しだけ明るくなってくれた気がした。
雪也が勝ったら、何か買ってほしいものでもおねだりしてくるのだろうか……
こちらも負ける訳には……
俺らはは1時間半、魚を釣ることだけに集中していた。
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「きっと俺の方がデカイな」
「いや、俺も負けてないから!」
タイムリミットが来て、お互いの戦績を見せ合った。
「あれ……」
「これは…」
俺らそれぞれの釣った一番デカイ魚は全くと言えるほど同じ大きさだった…
「いや、測ってみようぜ」
「う、うん…」
「………36.7センチ……全く同じ…」
「引き分け……だな」
雪也はなんだか納得いかない様だったけど同じなのだから仕方ない。
「なぁ、雪也。次はカラオケでも行くか?前に行きたがってだろ?」
「行かない」
「どうして?」
「それよりさ、行きたいとこあんだよね」
俺は雪也に強引にまたどこかへ連れていかれた。
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