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翌日、俺は早速短期バイトの事務所に向かった。
「すいませーん、昨日のお電話した富谷ですが…」
「おぉ、昨日の人か!それじゃあこっちに来てくれるかな」
スーツ姿ですごく暑そうな小太りの男が出迎えてきた。
「早速なんだけどうちは人手不足でねー。ちょうど明日から3日連続体験コースを申し込んできた人が居るんだけど時間空いてるかな?」
「はい。それは大丈夫ですけど…えっと、俺にテストとか受けさせて学力見たりとかしなくていいんですか?」
「君、大学生でしょ?うちの家庭教師に頼ってくる子達は色んな理由で学校行ってないのばかりだから勉強の初歩の初歩しかやらないんだよねー。だから、まぁ、大学生なら問題ないはずだよ。」
「はぁ…」
「それじゃあ明日、時間通りにこのお宅に訪問してきてね。やる内容とかは資料に書いてあるから、あと、本人の学力に適宜合わせてあげてね。私はこれから用事があるんでそれじゃ、頼んだよ」
押し付けたように男は事務所の奥へと去っていった。
ここの資料によると、明日からの生徒は……俺の家から歩いて15分程度だ。これなら通うのも楽そうだな。
そして明日からいよいよ俺は先生と呼ばれる立場になるのであった。
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