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「それじゃ、行ってくるね」
「もう行くんだ。確か三日間家庭教師やるんだよね?頑張ってね…」
「雪也も留守番頼むな。じゃあな」
いよいよその子の家に向かう。
昨日のもらった資料によると、中学1年生の男子生徒らしい。
雪也の一個下ぐらいだろうか…
それならたぶん普段から似たようなの相手してるから何とかなるかな…
いつの間にか訪問先の家に着いていた。
チャイムを鳴らす……
数秒後に玄関から出てきたのは育ちの良さそうなオーラを醸し出している男の子だった。
「えっと、君が叶斗くん?」
「はい。そうですが…家庭教師の方ですか?」
「そうそう。俺が今回叶斗くんの担当の富谷です。よろしく」
「では、こちらへどうぞ」
叶斗くんに連れられ広めの部屋に案内された。
「あれ?叶斗くん、ご両親は今留守なの?」
「えぇ、うちは両親共に忙しいので夏休みの今はだいたい家で1人なんですよね」
「そっか。叶斗くん大人びてるから親御さんも安心してるんだろうね」
「どうなんでしょうね、今、お茶出しますね」
「あ、お構いなくー」
本当にこの子は中1なのだろうか…
そして俺は出されたお茶をありがたくいただく。
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